安曇野から長野道を通って中央道に合流し、東京方面に向かうと、最初に見えてくるのが「
諏訪湖サービスエリア」です。諏訪湖の南側に位置していて、眼下に湖を一望できる壮大なロケーションがセールスポイントになっています。
安曇野からここまで小一時間。私たちもたまに立ち寄るサービスエリアのひとつです。
ここに全国でも珍しい“高速道路施設内温泉”があることは、以前から知っていました。その名は「
ハイウェイ温泉諏訪湖」。湖畔の上諏訪温泉から引き湯しています。

寄ってみたいと思いながら、なかなかチャンスがなかったのですが、先日、ようやくその機会に恵まれました。
訪れたのはウイークデーの夜。観光シーズンもとっくに終わって、サービスエリアは閑散としています。
諏訪湖SAは来春(2012年)までの予定で、目下、レストランなどの施設が改装中です。それも手伝ってか、SA全体がまるで開店休業状態のような有様です。
「ハイウェイ温泉諏訪湖」はSAの東端に独立して建っています。私たちが利用したのは「上り」の日帰り温泉施設で、入浴料は大人595円でした。

ちなみに、諏訪湖SAには上下線にそれぞれ温泉施設がありますが、上り線と下り線では市町村が異なり、入浴税額が違うため、若干、料金に差があるようです。
入口で入浴料を払い、靴箱に靴を納めてスリッパで2階へ。小ぢんまりしたロッカールームと洗面スペースが付いています。


男女とも内湯で、男湯は湯船がふたつ、女湯はひとつでした。

男女とも洗い場はさほど広くありません。男湯の洗い場は10箇所。つまり10人ほどが同時に入ると満員になってしまう規模です。

湯船の向こうはガラス戸で、湖を一望のもとに見下ろせます。あいにく夜だったため見通しは効きませんでしたが、湖畔を縁取るように点(とも)った町の灯がきれいでした。

無色透明のアルカリ性単純温泉で、湖畔の源泉が65~80度と高温のため、ここまで引いてきてもまだ水を加えて温度調節する必要がある、というようなことが書いてあります。
循環させてはいますが、正真正銘の温泉です。首までお湯に浸かって夜景を楽しむうちに、体中がボッツカポカに温まりました。
洗い場にはシャンプーとボディシャンプーが常備されています。清潔で設備も新しく、気持ちのいい日帰り温泉施設だと思います。
諏訪湖SA付近は年間を通じて渋滞がほとんどない場所ですし、周辺には有名な温泉場がひしめいています。
そのせいか、ハイシーズンを除けばこの温泉もあまり混雑しないようです。私たちが入った時も、男湯は常時1~3人、女湯は貸切状態でした。
露天風呂もなければサウナも付いていません。小さな建物なので、なんとなくせせこましい感じは否めませんが、高速道路のサービスエリアで温泉に浸かれるなんてコンビニエンスでいいな、と単純に嬉しくなっちゃいました。
お湯に浸かって眺める湖はじつに乙なもの。次回は朝湯に入って、雪化粧した諏訪湖をたっぷり堪能したいと思います。
【ハイウェイ温泉諏訪湖上り】 ・料金:大人595円(上り)、575円(下り)
・営業時間:10~21時(下りのみ土日は9~21時)大きな地図で見る
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