足湯の八面大王は泣いたり笑ったりの八面相です
かつて安曇野を支配していたという魔人・魏石鬼 八面大王 (ぎしき はちめんだいおう) は、言い伝えでは八つの顔を持っていたことになっています。
伝説上の人物なので写真はもとより肖像画も残っていませんが、穂高温泉郷の無料公衆足湯コーナー「八面大王足湯」に行くと、ちょっとユーモラスな大王のレリーフを見ることができます。
このレリーフ、1985年に「魅力ある温泉地づくり事業」の一環として制作され、2003年になって足湯にされたのだそうです。今の民主党政権ならば間違いなく事業仕分けされたであろう珍品ですが、なかなかの造形美と言いましょうか、見応えがあります。
足湯の真ん中に立つ柱のぐるりに、大きな八つの顔が貼ってあります。笑い顔、怒り顔、泣き顔、困り顔……喜怒哀楽に富んだ大王の豊かな八面相を楽しめます。
一体全体、八面大王はこの八つの顔をどうやって首に載せていたのでしょうか? いや、顔が八つ付いていたわけではなくて、あらゆる方角に目配りする隙のない支配者のことを比喩的に“八面”と呼んだのでしょうか? 考え出すときりがありません。
大きな地図で見る
【八面大王の“八面相”】








伝説上の人物なので写真はもとより肖像画も残っていませんが、穂高温泉郷の無料公衆足湯コーナー「八面大王足湯」に行くと、ちょっとユーモラスな大王のレリーフを見ることができます。
このレリーフ、1985年に「魅力ある温泉地づくり事業」の一環として制作され、2003年になって足湯にされたのだそうです。今の民主党政権ならば間違いなく事業仕分けされたであろう珍品ですが、なかなかの造形美と言いましょうか、見応えがあります。
足湯の真ん中に立つ柱のぐるりに、大きな八つの顔が貼ってあります。笑い顔、怒り顔、泣き顔、困り顔……喜怒哀楽に富んだ大王の豊かな八面相を楽しめます。
一体全体、八面大王はこの八つの顔をどうやって首に載せていたのでしょうか? いや、顔が八つ付いていたわけではなくて、あらゆる方角に目配りする隙のない支配者のことを比喩的に“八面”と呼んだのでしょうか? 考え出すときりがありません。
大きな地図で見る
【八面大王の“八面相”】







