自家製なめこで作った「なめこ汁」は超濃厚でした
直売所から買ってきた「なめこ」と「ひらたけ」のホダ木(菌を打ち込んだ種木)を、ゴールデンウイークの少し前、庭外れの針葉樹の足下に並べました(→なめことひらたけのホダ木を庭に置いてみた)
ホダ木に落ち葉を被せて水をたっぷりかけ、その後も湿り気を絶やさないようにと説明書きにあったのですが、初めに水遣りをしたっきり、ほぼ存在を忘れていました。
というのもキノコがなるのは主に2年目以降で、最初の年は運が良ければ少し生える程度...と聞いていたから。
先日、ふと思い出して落ち葉を掻き分けると、おや? 木肌に小さな傘がポツポツと付いているじゃありませんか。
ひらたけも1カ所ですけど、ちゃんと出来ていました。
採るのはもう少し大きくなってから...と5日ほど待って再び見に行くと、なめこの傘がすっかり開いていました。
しまった!慌てて採取して軽く枯葉を洗い流し、ザルに盛ったのがこちらです。何だか見た目は冴えません。なめことは別種のキノコみたいです。
うっかりして旬が過ぎちゃったかなと少し残念に思いながら、雪平鍋に湯を沸かし、具だくさんのなめこをたっぷり加えて薄口味噌を溶いてみると...
おやおや?何だ、この濃厚な旨味は!
シイタケで取った出汁にも匹敵する深い味が、注いだお椀のすみずみにまで広がりました。
つるりんとした具の食感は、間違いなくなめこです。傘の裏面のヒダや柄に至るまでゼラチン状の粘液で覆われていて、喉越しがたまりません。
採れたてのなめこって、こんなに美味だったんですね!
たった1食分しか採れませんでしたが、来年の本格的な収穫が今から楽しみになってきました。
それにしても、日陰にホダ木を転がしておくだけでキノコが勝手に育つんですから、これほど楽な農作業?はまず他にないと思います。
ホダ木栽培、お勧めです。