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ジャガイモを掘っていたら夕立が...

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 3月末に種芋を植えたジャガイモ。たまに葉っぱに付いた害虫のテントウムシダマシをプチプチ潰すほかは、手入れらしい手入れもしないまま、7月初旬に収穫の目処と言われる100日目を迎えました。

 折しも梅雨の真っ最中。今年は雨がダラダラと切れ間なく降るせいで、芋掘りをしたくても手が出せない日々が続いていました。

 ジャガイモはよく晴れた日の午前中に掘り起こして、半日ほど天日干しをしするのが良いそうです。

 表面の土が乾いて落ち、長期保存しても腐りにくくなるんですね。

 逆に雨で畑が湿っていると付着した泥が凹んだところに溜まって、腐敗菌が内部に侵入してしまいます。

 ですのでプロの農家さんは早めに定植して梅雨前に収穫します。

 片や素人放ったらかし農法?の我が家では、どの野菜もおおむね生育が遅く、ジャガイモも気がついたら梅雨の真っ只中に収穫期が当たってしまいました。

 ようやく2日ほど雨が上がり曇天になったので、「今を逃しては二度と芋掘りはできないぞ!」とばかり、大慌てで黒マルチを剥がし始めました。

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 ジャガイモは地上部分の葉っぱがすでに茶色に枯れていて、周辺に雑草が青々と茂っています。

 雑草ごと枯れた茎を引っ張ると、ご覧のとおりおイモさんが幾つかぶら下がって現われました。ですが大部分は地中に残っているようです。

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 ラテックスの手袋をして湿った土に指を差し込みます。表面を傷つけないよう、そっと掘り起こしていきます。

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 大きいイモは1株につき1~2個ほど。残りはすべてちびイモですが、それなりの数がわらわらと姿を見せました。

 イモに混じって時々ミミズが顔を出します。有機分を含んだ土壌を好むフトミミズです。数年前までここは荒れ放題でしたが、苦土石灰と馬糞堆肥やコンポストでできた自家製堆肥を入れたおかげで、少しずつ土が良くなってきているようです。

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 1時間ほどかけて掘り進むうちに、突然、ポツリポツリ...大粒の雨が落ちてきました。見上げると頭上に怪しい鉛色の雲が...。

 降水確率は低かったはずなんですが、天気予報に裏切られました。

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 全体の3分の2を掘ったところで作業中断。急いでイモを収穫カゴに放り込み、雨の当たらない屋根の下にブルーシートを敷いて陰干ししました。

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 今回、採れたのはメークインを中心に400個ほど。男爵イモはまだ畑に埋まっています。

 芋掘りにはおよそ向かないこの季節。早く梅雨が明けないかな。


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藍の生葉染めに挑戦しました

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 畑の隅っこに藍(あい)が数株、植わっています。

 頂いた苗を畑に移して放っておいたら、いつの間にか青々とした葉っぱが繁ったのでした。

 見た目はご覧のとおりの雑草みたいな冴えない草ですが、この葉っぱから藍色の素になる色素を抽出できるんですね。

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 いわゆる藍染(あいぞめ)は、藍の葉を発酵させた液に繊維を浸けて行いますが、仕込みが大変です。手っ取り早く楽しむには、生の葉で染める生葉染め(なまばぞめ)が簡単と聞いてチャレンジしてみました。

 刈った藍の葉を茎から外してまとめ、ミキサーにかけます。

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 染める素材---今回は生糸をぬるま湯に30分間ほど浸け置きました---と酢を用意したら、百均ショップで買った洗濯ネットにドロドロの緑の液を入れて絞ります。

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 バケツに青汁のような緑色の濃縮液が溜まるので、そこにを大さじ2杯ほど入れて液をアルカリ性にpH調整します。生葉の色素を糸によりよく浸透させるためです。

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 準備が整ったところで絹糸の綛(かせ)を青汁に浸けます。手繰るように回して満遍なく浸し、生糸の色が変化していくのを楽しみます。

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 初めは鮮やかな黄緑色だったのが、5分ほど液に浸けたり、液から出して風に当てたりするうちに青みがかってきました。

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 さらに5分ほど経つと彩度の高い鮮やかなターコイズブルーに。流水で洗って完成です。

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 あっけないほど簡単に美しく染まりました。

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 続けて残った原液にもう一束の生糸を浸したところ、同じ時間をかけたにも関わらず微妙に違った色に仕上がりました。たぶん、空気に触れた青汁が時間の経過とともに酸化して、色味が変わったのだと思います。

 偶然に左右される草木染めの面白さです。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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