アジサイがいっぱい
アジサイの季節ですね。
遠目にも派手で花持ちが良く、寒暖差や病害虫に滅法強い植物で、ほぼメンテナンスフリーなところがモノグサな私たちにはうってつけです。
毎年、園芸店やホームセンターで売れ残ったアジサイの鉢を安値で買ってきては、せっせと庭に下ろしてきました。
6年ほど前からは、空き地に咲いているアジサイの若葉を頂いて、挿し木もするようになりました。
こんなふうに大きな2枚の葉っぱを真ん中あたりでバッサリ半分にカットします。余分な水分を蒸発させないための加工です。
加工したら1時間ほど水を吸わせ、鹿沼土を入れた植木鉢に挿しておしまい。明るい日陰で水遣りを欠かさないようにすると、3~4週間で発根します。
育てた苗を庭に植えたところ、今では一重、八重、ガクアジサイ、カシワバアジサイ...さまざまなタイプのアジサイが咲き競うようになりました。
そんな中で、今、私たちのいちばんのお気に入りがこちら。「紅(クレナイ)」です。
一重のガクアジサイで、咲き始めは白いのですが徐々にピンク色に染まって、やがて真紅に変わります。ヤマアジサイらしい楚々とした姿が見飽きません。
最近は変わった形の花を付ける改良種や西洋種が増えてきましたが、このクレナイは意外にも天竜川上流の静岡県・長野県境で発見された天然種なんだそうです。
飯田市で栽培され、一般に知られるようになりました。信州ならではの可憐なアジサイですね。