カレールーが教えてくれた「太くて丈夫な原木の割り方」
薪にするために入手したナラの原木が大き過ぎ&硬過ぎて、自宅の電動薪割り機では割れなかったことを、前回、書きました(→手に入れた薪の原木が太過ぎて割れません!)。
その時点の結論としては「改めて業者さんから機械を借りてきて仕上げることにします。いやはや。」だったんですが、その後調べてみると、エンジン式の薪割り機のレンタル料金は1日5000~6000円もします。
う~ん、たった残り数本のために、わざわざお金を出して機械を借りてくるというのはどうにも癪です。
そこで、しばし作業を中断して頭を冷やしてみました。
手持ちの道具で何とか処理できないものかなぁ...そんなことをつらつら考えながらキューブ状のカレールーを手に取り、眺めているうちに突然ひらめいたんです。
そうだ!このルーみたいに十文字の切れ目を入れたらいいんじゃない?
善は急げ、です。さっそく土場に戻って丸太の断面にチェーンソーで深さ数センチの溝を切ってみました。
電動薪割り機に原木を載せ、十文字の溝を斧に合わせて電源を入れると...
おお!ほぼ何のストレスも無くパキンと真っ二つに割れるじゃありませんか!
半月型になった丸太を再度、薪割り機に載せて斧に溝を合わせ、スイッチオン。
これまた気持ちが良いほどきれいに割れてくれました。
均等に硬く引き締まっているナラ材の断面に、ちょこっと切れ目を入れただけで圧力が縦方向に抜けて一気に裁断できたのだと思います。
まさにこれはカレールーキューブの原理。チェーンソーで切れ目を付けてから割る、というルーティンを発見したために、我が家の非力な電動7トン薪割り機ですべての原木を滞りなく処理することができました。
必要は発明の母、とはよく言ったものですね。