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カレールーが教えてくれた「太くて丈夫な原木の割り方」

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 薪にするために入手したナラの原木が大き過ぎ&硬過ぎて、自宅の電動薪割り機では割れなかったことを、前回、書きました(→手に入れた薪の原木が太過ぎて割れません!)。

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 その時点の結論としては「改めて業者さんから機械を借りてきて仕上げることにします。いやはや。」だったんですが、その後調べてみると、エンジン式の薪割り機のレンタル料金は1日5000~6000円もします。

 う~ん、たった残り数本のために、わざわざお金を出して機械を借りてくるというのはどうにも癪です。

 そこで、しばし作業を中断して頭を冷やしてみました。

 手持ちの道具で何とか処理できないものかなぁ...そんなことをつらつら考えながらキューブ状のカレールーを手に取り、眺めているうちに突然ひらめいたんです。

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 そうだ!このルーみたいに十文字の切れ目を入れたらいいんじゃない?

 善は急げ、です。さっそく土場に戻って丸太の断面にチェーンソーで深さ数センチの溝を切ってみました。

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 電動薪割り機に原木を載せ、十文字の溝を斧に合わせて電源を入れると...

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 おお!ほぼ何のストレスも無くパキンと真っ二つに割れるじゃありませんか!

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 半月型になった丸太を再度、薪割り機に載せて斧に溝を合わせ、スイッチオン。

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 これまた気持ちが良いほどきれいに割れてくれました。

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 均等に硬く引き締まっているナラ材の断面に、ちょこっと切れ目を入れただけで圧力が縦方向に抜けて一気に裁断できたのだと思います。

 まさにこれはカレールーキューブの原理。チェーンソーで切れ目を付けてから割る、というルーティンを発見したために、我が家の非力な電動7トン薪割り機ですべての原木を滞りなく処理することができました。

 必要は発明の母、とはよく言ったものですね。
 

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手に入れた薪の原木が太過ぎて割れません!

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 知り合いの業者さんから「広葉樹が2tトラック一杯分出たけど、いりません?」と連絡がありました。

 毎年、春になると安曇野では翌年の冬に使う薪の準備に取り掛かります。

 以前は近くのリンゴ園を回ると老木の廃材をいくらでも貰えたようですが、薪ストーブの普及で需要が増えて薪用の木材は“お金を出して買うもの”に。昨今の燃料費の高騰もあり、原木の販売価格はじりじり上昇しています。

 幸い我が家は敷地内の木々を剪定して出た枝やら、ご近所の植木屋さんから頂く生木やらを処理して相当量をタダで賄っていますが、原木の出物があればありがたく購入します。

 今回の荷は9割が薪の適材ナラで、残りはサクラなどの広葉樹。主に幹の部分だけど枝が混じっているので見てくれないか、良ければマケとくよ...とのことでした。早速運んでもらいました。

 全部で2t弱の原木です。太いものからヒョロリとした枝までサイズはバラバラですが、薪の原料としてはこれで十分。現金特価で分けていただき、その場で加工に着手しました。

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 チェーンソーで40cm弱に玉切りしたものを薪割り機で縦に割っていきます。時々、手斧も使っての作業で小一時間。良質の薪が積み上がりました。

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 中くらいの太さまでは順調に処理が進んだんですが、直径30cmを超えるナラの幹を玉切し薪割り機にかけてみたところ...割れません。

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 芯の密度が高くて硬く、電動7tの油圧ではパワー不足みたいです。

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 そこで真っ二つに割るのは諦めて、果物の皮を剥く要領で外側の柔らかそうな部分をこそぎ落とすようにして裂いていきました。

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 何度か繰り返すと、こんな感じで7~8枚の薄い板状に剥けて中の硬いところが残りました。

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 ずしりと持ち重りのするナラ材です。薪にしたら火持ちは最高でしょう。

 裸になった生木を再度、薪割り機に掛けてみたんですが、やはり歯が立ちません。手斧を打ち込んでもビクともしません。

 悪戦苦闘の末、これを割るにはエンジン式のもっとパワフルな薪割り機が必要だという結論に至りました。

 削りかけの鉛筆のようになっちゃいましたが、続きは改めて業者さんから機械を借りてきて仕上げることにします。いやはや。


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えっ?シーズン真っ只中なのに、もう煙突掃除?

 暮れも押し詰まった師走の最終週。朝、いつものように薪ストーブに火を熾すと、ほどなく白いモヤのようなものが立ち込めました。

 外は夜明けから濃霧です。もしや窓が開いていて、そこから霧が侵入したのでは?…とあたりを見回したら、ありゃりゃ!

 ストーブの煙突の継ぎ目から白い煙が漏れているじゃありませんか。

 ストーブ本体から垂直に立ち上がった煙突が、一旦、部屋の中央方向へ斜めに折れて天井に伸びているんですが、その斜めの管の二箇所から煙が漏れていました。

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 継ぎ目に隙間があるのかな、とドライバーでネジを増し締めしてみましたが効果なし。タバコの煙のような白い筋が音もなく湧き出し続けます。

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 炉内に薪を追加すると、さらに煙は盛大に溢れるようになりました。

 こりゃまずい、下手すると煙突火災になりかねません。

 慌てていつもメンテナンスをお願いしているストーブ専門店に来てもらいました。

 日没間際に到着したスタッフが雪を掻き分け屋根に上り、煙突の上から内部をチェックしてくれましたが、案の定、煤で詰まり気味と判明。ただ、日暮れが近づいてきてそれ以上、作業を続けられないため、日を改めて煙突掃除をしてもらうことになりました。

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 数日後。前日からストーブを止めて十分冷やし、スタッフを待ちました。やって来たスタッフは二人組で命綱を張り、屋根に登って長いブラシを煙突の上から差し入れて掻き混ぜます。

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 ガサゴソ、ザザザと砂が滑るような音と共に大量の煤の塊がストーブの炉口に落ちてきました。

 特に煙突の屈折部に煤溜まりができているらしく、部屋の煙突を一部外して下からもブラシを差し込むと、黒い煤の粒がゴソゴソ落下します。

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 それらを業務用の掃除機できれいに吸い取り、煙突を元の位置に戻して作業は終了しました。

 煙突掃除はシーズン前の8月にしたばかりです。普通、こんなに早く煤が溜まることは考えられません。不思議に思って尋ねると、薪を低温で燃やしたために木酢液(もくさくえき)が発生して、それが煙突の内側に付着して固まったのだろうとのことでした。

 言われてみれば昨年の晩秋ぐらいから、日中、燃え尽きそうな火種を絶やすのが惜しくて、薪を1本ずつ継ぎ足してはチョロチョロと燃やしていました。どうもそれがいけなかったらしく、炭焼小屋で木炭を製造するように低温で燻す結果になっていたのでした。

 薪ストーブは適温ゾーンと言われる200度から350度まで一気に炉内を温めて、その温度帯を維持するのが肝心なんですよね。ついついダラダラと炭焼き状態にしたのが間違いのもとでした。

 心して燃やさなくちゃ。

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薪置場が不足して急遽、ログラックを新調しました

 家の外れの林で枯死した老木を倒しました。

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 チェーンソーで玉切りしたら、こんなにたくさんの原木ができちゃいました。

 折からの石油製品高騰で、薪の在庫が増えるのは心強い限りですが、厄介なのは保管場所。

 処理したばかりの薪はほぼ生木状態ですから、水分が多くて使用に耐えません。少なくとも1年、できれば2年寝かせて燃料にしたいところです。

 その間、雨のかからない場所に積み上げておくわけですが、写真の右上にもちょこっと見えているように、我が家の薪置場はそろそろ満杯。

 さて、この新しい薪をどこに置いたらいいものか...考えても始まらないので、新たにログラックを自作することにしました。

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 近所のホームセンターで軽トラを借りて、2×4(ツーバイフォー)規格の防腐・防虫加工済み木材(365センチ×2本、100センチ×1本)と単管パイプ(200センチ×4本)、軽量ブロック16個を積んで帰りました。

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 設置場所の間口が最大320センチなので、まずは長いほうの木材を320センチにカット。余った木をサイズ30センチ長に揃えて切り出し、ハシゴ状に組みました。

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 置き場にする地面が斜面のため、基礎部分に置くブロックに水準器を載せて水平を出します。

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 左右のブロックは重ねる枚数を変えて水平をキープ。その上にハシゴを載せました。

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 位置が決まったところで、左右のブロックの外側の地面に単管パイプを2本ずつ垂直に立てるための穴を掘ります。

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 手回しドリルで50センチほど垂直に穴を開け、上からハンマーで叩いて地面に埋め込んでいきます。

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 2本のパイプがしっかり地中に食い込んだら、ブロックを立てて穴にパイプを通し側面に積み上げます。

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 完成です。薪の重さで台木が撓むことを考えて、余ったブロックを支えとしてハシゴの下に残しておきました。

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 さっそく今回、処理した枯れ木を積んでみました。まだまだ余裕があります。ざっと計算すると700キロぐらいの薪は収納できそうです。

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 ちなみに今回かかった費用は〆て1万円。同等サイズの既製品のログラックなら3倍はします。

 かなりお安くできました。


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ナラの原木を大量にゲットしました

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて石油製品が値上がりしています。

 そもそもコロナの影響でガソリンや灯油の価格は高止まり状態でしたが、追い打ちをかけるようにさらに一段、値上げのギアが上がった印象です。

 そこで気になるのが次の冬の暖房費。このまま灯油代がじわじわ上がってしまうと、それこそ爪に火をともすようなことになりかねません。

 灯油の値上がりを見越して、我が家では少し前からタダで手に入る薪の原木をせっせと集めて薪作りに精を出してきました。

 割った薪はログラックに積み上げていきます。普段の年なら十分な量を集めたはずなんですが、冬が長く寒かったせいで来年用にとっておいた薪まで多少、手を付けてしまいました。

 来冬、さらにその次の冬のことを考えると、今のうちにもっと薪をストックしておく必要があります。

 どこか原木を手頃な値段で分けてくれるところはないかな?...と思ってあちこちあたってみましたが、みなさん考えることは同じで、薪販売を看板に掲げている業者さんはいずこも品薄。しかもお値段が去年より1割以上、上がっています。

 こりゃもう自ら樵(きこり)になってじかに木を切り出さなきゃダメかしら、なんて覚悟をしかけていたところ、たまたま薪販売にこの春から参入するというニューカマーの業者さんと出会い、無事、原木をゲットできました。

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「薪割りして余ったクズみたいな木だけど、よかったらどうぞ」と言われて土場で見せてもらったんですが、いやいやどうして、我が家の軟弱な薪割り機にジャストサイズの細めのナラとアカマツです。

 しめて2トンほどを破格のお値段で譲り受け、トラック2台で家まで搬入してもらいました。

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 こちらが「クズ原木」。太さや形が一定していないので加工に多少、手間がかかりますが、燃料としての品質は変わりません。全然、クズなんかじゃありません。

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 早速、3日ほどかけてチェーンソーで40センチに玉切りしました。これを割ってラックに並べ乾燥させれば薪の出来上がり。ひとまず次の冬は越せそうな気がしてきました。

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モイスチャー・メーター(水分計)で薪の含有水分を測ってみた

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 納戸を整理していたら、モイスチャー・メーター(水分計)が出てきました。

 加工した薪の含有水分量を測るためにネットで買ったんですが、一度も使わないまましまい込んでいたようです。

 中華製で、たしか1500円ぐらいしました。オモチャみたいなものかな、と思って放置してしまったのかもしれません。

 もったいないので、新旧2種類の薪の水分を計測してみました。

 左が2年間、乾燥させた広葉樹。右が先週、玉切りしたばかりのサクラです。

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 水分計のキャップを外すと、丈夫そうな針が2本、出てきます。

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 電源をONにして、4段階あるモードを木の種類に合わせA~Dに設定します。

 2本の針を木筋に沿って縦方向に数ミリ突き刺すと、水分がパーセント表示される仕組みです。

 同じ薪を数カ所、測って平均値を取ります。

 こちら、生木のサクラです。まだ割っていませんが、切り口に針を刺しただけで45.9%まで跳ね上がりました。

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 大体、立木の水分は50%以上と言われていて、このままでは燃料になりません。

 無理にストーブで燃やすと火付きが悪い上に白い煙が大量に出て、煙突内部に煤が付いてしまいます。

 しかも火力をカロリー計算して比較すると、生木は完全に乾燥した木の半分程度しかないんですね。

 一方、こちらは2年乾かした薪。水分12.0%です。

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 薪の含有水分は20%以下が望ましいとされているので、こちらは即、燃やすことができます。やっぱり、十分な乾燥が必要なんですね。

 ついでに1ヶ月ほど前に伐採して薪に加工したばかりの我が家の針葉樹を測ってみると、驚いたことに11.8%。

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 たった1ヶ月でここまで水分が抜けるとは意外でした。針葉樹は繊維がスカスカしている分、水分の蒸発が早いのかもしれません。


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灯油代が高いので、薪割りに励むこの頃です

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 コロナ禍の影響で石油製品の価格が高止まりしています。

 年末の一時期に比べれば若干、落ち着いてきた気配もありますが、それでもガソリンや灯油は高い、高い。

 とりわけスタンドの少ない田舎では価格競争がないせいか、一度上がったらなかなか価格が下がりません。

 我が家の場合、通常の暖房は薪ストーブなんですが、床暖房用に灯油を使用します。

 極寒の1~2月は床からポカポカさせたいところですけど、このご時世、できれば灯油は使いたくありません。

 そこでログラックに貯めた薪をせっせと母屋に運び、24時間、薪ストーブの火を絶やさないようにしています。

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 朝から晩まで燃やし続けるので、さすがに家が芯から温まっています。石油に頼らずとも十分な暖を取れそうです。

 ただ、その分、普段の年に比べると薪の減っていくスピードが早い気がします。2年分の備蓄をしてあるんですが、予想より1ヶ月前倒しでログラックの1つが空になりました。

 減った分は気づいた時に補充しておかないと、先々、困ったことになります。なにしろ生木を乾燥させて薪にするのに1年かかるんですね。いい気になってバンバン燃やしていると、アリとキリギリスのキリギリスさんの運命が待ち構えています。

 ...そんなわけで、年明け早々から薪作りに励んでいます。

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 知り合いの植木屋さんに貰ったサルスベリやイチイや松の原木を、チェーンソーで長さ40センチに玉切り。径が太いものは薪割り機にかけて2~3片に分割します。

 割った生木は空のログラックに積んで、待つこと1年。かなり気の長い話ですが、原材料費はタダですから、何物にも代えられません。

 コツコツと薪を割り、地道に乾燥させる...これが灯油高への我が家の処方箋です。

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薪ストーブからスズメが飛び出してきた!

 ストーブを焚こうかなと薪の準備を始めていたら、

 ♪カサコソ、カサコソ....

 煙突伝いに天井のほうから妙な擦過音がしました。

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 ♪カサコソ、カサコソ、ザザザザザッ....

 どうもL字に曲がっている煙突の内部に何かがいるようです。

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 ストーブの扉を開けて炉に耳を寄せると、

 ♪ザッザッザッザッザッ....

 明らかにどこか上のほうで生き物の気配がします。

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 以前、屋根の上の煙突カバーをかいくぐって野鳥が煙突管に入ってしまったことがありました。

 その時は、バタバタと激しい羽音とともに薪ストーブの炉にコトンと落ちてきたので無傷で救い出せましたが、さて、今回も野鳥でしょうか?

 ストーブの扉を全開にして部屋の反対側でしばらく様子を伺っていると...突然、小さな塊が正面から勢いよく飛び出してきて、まっしぐらに壁に当たって床に転がり落ちました。

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 スズメ...です。スズメなんですが、体中が煤にまみれて真っ黒け。

 パニック状態で吹き抜けの天井近くまで飛び上がると、エアコンの上にしがみつきました。羽もくちばしも目も煤を被って黒々としています。

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 さあそれからが大変でした。上へ下へと狂ったように飛び回る黒スズメを、洗濯ネットを広げて追いかけること30分。

 二人がかりで窓辺に追い込み、サッシをそっと開けて表に逃がしてやりました。

 それにしても火を熾す前に気づいてよかった!知らずにストーブをつけていたら燻製スズメにしてしまうところでした。危ない危ない。


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栗のイガを着火剤にしてみた

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 この時期、朝一番にすることと言ったら、冷え切った薪ストーブに火を付ける作業です。その際、必要になるのが点火剤。我が家ではこれまでずっと市販のバーベキュー用着火剤を使ってきました。

 チューブからジェル状の透明な中身を木っ端の表面に3センチほど絞り出し、ライターで火を点けます。

 青白い炎がボワッと立つので乾いた栗の小枝をその上にパラパラと撒くと、火が移ってじきに薪に点火できるほどの火勢になります。

 1日最低1回は火を熾すので、着火剤もそれなりに消費します。ムダとは言いませんが、ストーブを使うたびにチューブの中身が減っていくのは何だかもったいない気がしていました。

 しかもです。よく考えてみれば着火剤の原材料は石油由来。地球環境にやさしいはずの薪ストーブが、使うたびに化石燃料に頼るというのはちょっといかがなものか、と思うようになりました。

 タダで手に入って環境に悪くない燃料は無いものかな?...と庭を探し回るうちに、ふと栗の木の下に散らばっているイガが目に止まりました。

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 そういえば松ボックリは天然の点火剤として有名です。栗のイガも細い針に火が燃え移れば、それなりに火力が出るんじゃないでしょうか。

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 ものは試し。軍手をしてバケツに一杯、乾いたイガを拾い集めました。

 薪ストーブの炉内に2個並べ、ライターで点火すると...おお!いきなりメラメラと炎が上がるじゃありませんか!

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 数秒もしないうちに2個のイガは真っ赤な火の玉に。チクチク痛いあの針の先端から付け根に向かって、小さな炎の塊がねずみ花火のように高速に走り下ります。

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 およそ5分に渡って激しく燃焼し、あっという間に黒い炭の塊と化しました。火力も十分です。

 いやぁ、灯台下暗しでした。この冬からは石油製品からイガイガ着火剤に転換することにします。

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北アルプスが初冠雪。我が家も初ストーブ

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 数日前の朝、外に出ると爺ヶ岳のあたりの山々のてっぺん付近がうっすら雪化粧していました。

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 今季初めて西高東低の冬型気圧配置になったそうです。日差しはあるのに温かさが地表まで届いていません。

 リビングの寒暖計は14度。いよいよ薪ストーブの出番です。

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 庭に落ちている栗の小枝を拾い集めてストーブの炉に入れ、火を点けました。

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 その上に小さな木切れを置き、さらに針葉樹の薪に火を移していくのですが、あっという間に燃え盛って、炉内の温度はストーブの上に置いた温度計で「OPTIMAL=適温」に。

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 煙突掃除直後の再起動だけあって絶好調です。

 これからしばらくは、朝晩それぞれ1回、燃やすだけでも家中が十分、暖まります。

 まずは火入れの儀式?がつつがなく終わりました。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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