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安曇野の小さなドレッシング屋さん「クエル・ド・ノメル」が引っ越しました

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 無添加&オリジナルのレシピでドレッシングを製造・販売している専門店「クエル・ド・ノメル」が、今月、元の店舗から目と鼻の先にある見晴らしの良い丘の上に移転。リニューアルオープンしました。

 ドレッシング専門店とは珍しい業態ですが、じつはこのお店、全国的に人気があって、週末ともなるとひっきりなしにお客さんが訪れます。

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 私たちも里の家に引っ越して以来、愛用させていただいています。

 取り扱っているドレッシングは6種類。安曇野にある丸山味噌醤油醸造店の醤油を使った「醤油」。国産ニンニクの風味を生かした「にんにく」。国産のなたね油を使った「なたね油」。国産米ぬかを圧縮抽出した「米油」。他にスペイン産のエクストラバージンオイルを使用した「バージンオリーブオイル」。タイ産ココナッツオイル使用の「MCTオイル」です。

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 私たちは、いちばんシンプルな「なたね油」のドレッシングがお気に入りで、畑で採れた野菜にさらりとひと掛けして楽しんでいます。

 クセはなくあっさりしているんですが、ニンニクが効いていてサラダの味がぐんと引き立ちます。

 お店を切り盛りするマダムは、以前、こちらの新店舗のすぐそばにご主人とレストランを構えていらっしゃいました。

 ご主人が亡くなったのを契機に一旦、店を閉じ、数年後にご主人が遺したレシピを元にドレッシング専門店として再始動されたのでした。

 レストラン当時から評判だったドレッシングは口コミで人気が広がり、今では知る人ぞ知る安曇野の名品に。

 そんな小さなドレッシング屋さんが、このたび、元の場所(のすぐ近く)に再移転してオープンしたんですね。

 平屋のシックな内外装にマダムの趣味の良さが感じられます。

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 商品ラインナップは変わりませんが、窓の外の広々した景色を眺めながらドレッシングのテイスティングができるのが新たな魅力です。

 山麓線の「草深東部(くさぶかとうぶ)」交差点に面した小さなお店。店舗前のウッドデッキと小さな赤い看板が目印です。

 ぜひ一度、お立ち寄りを!

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小さなドレッシング屋さん「クエル・ド・ノメル」
https://dressing.kuerudonomeru.com/


テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

栗おこわに付いてきた「むかご」のくるみ味噌和え小鉢がおいしい!

 少し前の話になりますが、栗と北斎の町・小布施(おぶせ)を訪ねた際、昼食に立ち寄ったのが、こちらの竹風堂です。

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 小布施観光の中心部に大きな店を構え、二階が食事処になっています。

 店に入ってすぐ既視感にとらわれました。小布施は初めてだけど、たしかにここには来たことがある…と、そこでハタと気づきました。竹風堂は安曇野にも支店があるんですよね。

 とはいえこちらは明治26(1893)年創業の本家本元。はるばるクルマを飛ばして来たからには、名物の栗おこわをいただかなくては。

 注文したのは定番中の定番メニュー「栗おこわ 山里定食」(1320円)です。

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 平日にもかかわらず半分ほど席が埋まっていたので待たされるかな、と空かした腹を気にしていたんですが、ファストフードさながらの迅速さで運ばれてきました。

 籠に盛った栗おこわに山菜の煮物、むかごのくるみ味噌和え、お新香、味噌汁をセットにした定食です。

 こちらの店では、毎年9月上旬から50日ほどかけて国内産の新栗の「仕込み」を行い、1年分の栗を確保するそうです。自家仕込みだけあって柔らかく、糖度もしっかり保たれているようです。

 栗おこわはメニューの写真より明らかに分量が多く、栗もふんだんに使っていました(エライ!)。栗の甘みがわずかに移ったもち米が甘くしっとりとしていて、ほくほくした栗の食感と相まって絶妙な噛みごたえです。

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 初体験だったのがお盆右上の大粒納豆のように見える「むかご」。千曲川の河川敷で栽培されている長芋の肉芽を摘み取り茹でたものだそうで、クルミごま味噌に和えてあります。

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 ほっこりした食感の中に適度な噛みごたえがあって、クルミごま味噌との相性がとても良く絶品でした。

 お盆に載った料理は全部で5品。ちょっと足りないかな?と思って食べ始めたんですが、結構お腹いっぱいになりました。メニューを見ると693kcalと書いてあります。やっぱりおこわは腹持ちがするんですね。

 元祖栗おこわの店だけあって、安定した味とお手頃な価格でした。次回は地元・安曇野でいただこうかな。


竹風堂 小布施本店
https://chikufudo.com/

テーマ : 信州
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松本みすず細工のそばざるを買いました

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 松本市郊外の山辺ワイナリーのショップに立ち寄った時のことです。店先に民芸品コーナーのような一角がありました。

 ふと目に留まったのは、竹で編んだ猫ちぐらそばざる

 残念ながら我が家に猫はいないので、ちぐらはパス。その横に重ね置かれたそばざるが、何やら良さげに見えてきました。

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 ざるの目が非常に細かく、手に取ると意外なほど持ち重りがします。

 プライスカードには、

山辺ワイナリー
百瀬 きよ子
民芸品

¥2,500


とあります。レジの人に尋ねたところ、作者はご近所の方で趣味で竹細工をしているんだとか。

 このざるで信州そばを食べたらおいしそうだな!…と思い、大きさもまちまちなざるを4枚、買って帰りました。

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 今まで使っていたペナペナな竹ざる(左=ホームセンターで300円で購入)と並べると、やはりその差は一目瞭然。

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 さっそくそばを茹でて盛ってみました。いやぁ、おいしそう。実際、器が違うと味にも影響が出るみたいです。

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 ちなみにこのそばざる、調べてみたら「すず竹」と呼ばれる地場の竹を使って作られる伝統的な民芸品「松本みすず細工」だということがわかりました。

「松本みすず細工」は2009年に最後のみすず職人が亡くなり、一時、存亡の危機に立たされたんだそうです。松本市が市の緊急雇用対策事業として技術の掘り起こしや職人の育成に取り組んだ結果、辛くも技術の継承ができたのだとか。

 まさに首の皮一枚で繋がった伝統が、この竹の皮に編み込まれているってことですね。

 これはもう、ありがたくざるそばを頂かなくちゃ。


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安いワインもこだわって販売。山辺ワイナリー

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 安曇野からクルマで南東に40分あまり走った山間に「山辺ワイナリー」という小ぢんまりしたワインの醸造所があります。

 一帯はちょうど美ヶ原高原の麓にあたる場所で、標高600~850メートル。安曇野同様、昼夜の寒暖差が大きく、また日照時間が長いためブドウの生育に絶好の条件を満たしています。

 明治時代初期からブドウ栽培が始まり、ナイヤガラ、デラウェア、巨峰などの産地として知られています。

 そんなブドウの里で地元産だけを使い、輸入したバルクワインやマスト(濃縮果汁)を一切、混ぜずにワインを醸造しているのが、こちらの「山辺ワイナリー」です。

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 先日、たまたま前を通りかかったので、お邪魔してみました。

 店内に陳列されているのは1000円台~3000円台の商品が中心。どちらかといえば大衆的な価格帯にフォーカスしているようです。

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 ショップからガラス窓越しに、天井まで樽を積み上げた樽室を覗けるようになっています。

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 整然とボトルの並んだ店内はブドウの甘い香りがうっすらと漂い、ワイン好きにはこたえらえない空気感を醸し出しています。

 目の前のラックにずらり並んでいるのは、白ワインのナイヤガラ。税込み1350円の廉価ワインですが、甘口、辛口それぞれ醸造年ごとに分けてあり、パネルでていねいに味と香りを説明しています。

 辛口だけでも、2015年~2019年まで年ごとに詳細な解説が付いています。たとえばこんな具合です--

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2015 ナイヤガラ 辛口
\1,350(税込み)

 清涼感ある優しいナイヤガラの果実香に、ほのかに採れたてのメロンを思わせる香りが感じられます。
 スッキリとした酸味とみずみずしい味わいをお楽しみください。

華やかさ:2.0点
酸味  :5.0点
熟成度 :2.0点
甘み  :1.5点


おすすめワインのお供
・山賊焼き
・円揚げ
・お漬物
・鶏ムネ、皮の塩焼き鳥

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2016 ナイヤガラ 辛口
\1,350(税込み)


 メロンや洋ナシ、熟したリンゴ、バナナなど食べごろの果実の甘い香りと、そこに炭酸水を入れたような爽やかな香りが感じられます。
 心地よい酸味とほろ苦さがじんわりと口の中に広がるワインです。

華やかさ:1.5点
酸味  :4.0点
熟成度 :4.0点
甘み  :1.5点


おすすめワインのお供
・クラムチャウダー
・焼きカキ
・シチュー
・ホワイトソースを使ったお料理

 1年違いで随分性質が違うんですね。安いワインだからといって商品説明に手を抜かないワイナリーの心意気を感じました。

 飲み比べも面白そうかな、と思って2015、2016年のナイヤガラを1本ずつ購入。自宅に戻って早速、テイスティングしてみました。

 結果は...山辺ワイナリーさん、ごめんなさい。私たちの鈍重な味覚・嗅覚ではそこまでの違いがわかりませんでした。


山辺ワイナリー



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おらが町にワイナリー誕生!「ドメーヌ弘樹」に行ってきました

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 私たちの古民家がある池田町は、近年、ワイン用のブドウ産地として全国的に注目されています。

 ちょうど10年前、サッポロビールが桑畑の跡地を町と共同開発し、自社畑としてブドウの苗を育て始めました。

 そのブドウで醸造されたワインが「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」のブランド名で販売されると、国内外の賞をつぎつぎに獲得。池田町は高級ワインの原産地としてワイン愛好家に知られるようになりました。

 「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」は安いものでも5000円以上します。ちょい飲みには贅沢過ぎるので、我が家ではふるさと納税の景品として年に一度、手に入れて、ハレの日にありがたく賞味することにしています。

 そんな良質のブドウ畑が山の南西斜面に点在する池田町ですが、これまで収穫されたブドウは他所に運ばれてワインに加工されていました。というのも、地元にワイナリーがなかったからです。

 要は単なるブドウの産地に過ぎなかったわけで、残念ながら観光資源にはなりそこねていたんですね。

 ところが今年7月、大手メーカーの契約農家として11年前からブドウの栽培を手がけてきた横山弘樹さんという元・農協の営農技術員の方が、池田町初の本格的なワイナリー「ドメーヌ弘樹」を自前で建設。今秋からワインの醸造を開始するというニュースが飛び込んできました。

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 これは見に行くっきゃない! というわけで、オープン直後の週末、東山のブドウ畑に囲まれた真新しいワイナリーを訪ねました。

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 木造平屋約250平方メートルの建物は、手前が売店、奥が醸造室になっています。

 売店では、今のところ自家醸造したワインがないため、自社の畑で収穫したブドウを近郊のワイナリーに委託して醸造したものをテイスティング&販売しています。

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 私たちは「DOMAINE HIROKI カベルネ・ソーヴィニヨン 2019」と「高瀬川メルロー 樽熟成2018」を30ccずつテイスティング。

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 やわらかくて丸みを帯びたメルロー100%の「高瀬川~」(2700円)が美味しく、お土産に1本、買わせていただきました。

 ちなみにこのワインは、安曇野の真ん中を流れる高瀬川のほとりの畑で獲れたブドウを、安曇野市にある安曇野ワイナリーに委託して作ったものだそうです。

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 試飲後、工場を特別に内覧させてただきました。

 イタリア製の発酵用ステンレスタンクがずらり17基並んだ醸造室は、稼働前だけあってピッカピカ。タンクは大中小の3サイズあります。ブドウの種類と収穫量に応じてタンクを使い分けるのだそうです。

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 こちらはホワイトオークでできた新品のワイン樽。1樽でおよそボトル300本分のワインを寝かすことができます。

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 高級ワインはこの樽に詰め、毎日テイスティングしながら味が整ったところで取り出してビン詰めします。

 樽のお値段は15~20万円で、使い回しは最大5回が限界だそうです。

 ビニールを被ったこの機械はビン詰め機

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 そしてこれがコルク栓をビンに押し込む装置。大手のワインメーカーでは全自動の流れ作業で行いますが、こちらでは1本1本、手作業で詰めていくそうです。

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 来春には白が、来年秋には赤が完成予定で、年間1万3500~1万5000本の生産をめざすとのこと。

 ブドウの栽培から醸造、販売までを社長以下4人でスタートする「ドメーヌ弘樹」。安曇野に新しい観光名所が誕生しました。

 来年の1号ワインのテイスティングが今から待ち切れません!

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【ドメーヌ弘樹】
営業時間:土日・祝日の10~17時




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えーっ?「ハチミツ採取」で「本日休業」って、凄くないですか?

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 安曇野の特産品である蜂蜜、しかも非加熱のいわゆる“生ハチミツ”だけを選りすぐって製造・販売している「佐野養蜂園」については、以前、ご紹介しました(→非加熱の安曇野産ハチミツを製造・販売する佐野養蜂園)。

 自宅のハチミツが切れたので5月末に同店を訪ねたのですが、週末にもかかわらず、なんだか正面入口のカーテンが閉まっているように見えます。

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「まさか定休日じゃないよね?」と思って店先に立つと、ガラス扉にA4判の張り紙が3枚、並んでいました。

三十日まで
  休みます
      佐野養蜂園


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蜂蜜採集期間の為
5・6月は
不定に休みます
ご迷惑をおかけしますが
ご了承ください



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 なんということでしょう!ハチミツを採取するため全員出払ってしまったというのですよ!

「当園の蜂蜜は加熱せず、一本ずつ私が瓶詰めしています。」

 というホームページの店主の言葉は本当だったんですね!!

 大好きな生ハチミツは買い損ねましたが、次に店が開いたら、採れたての「春の花の蜂蜜」が店頭に並んでいるに違いありません。そう考えると今からヨダレが垂れてきそうです。

佐野養蜂園





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長野の成城石井?ツルヤが池田町に進出!

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 ツルヤってご存じですか? ツタヤ(TSUTAYA)じゃありません。ツルヤ(TSURUYA)です。

 この名前を聞いてピンとくる方は長野県在住か、軽井沢で遊んだことがある人だと思います。

 ツルヤ(TSURUYA)というのは長野県限定のスーパーチェーンで、小諸市に本店があります。

 鮮魚店から身を起こし、後に食料品のスーパーマーケットに業態変更。1996年に軽井沢店を出したあたりから、別荘族をターゲットにした“こだわりの品揃え”で注目されるようになりました。

「長野の成城石井」と言われることもあるツルヤですが、今年6月、池田町に安曇野初の新店舗がオープンしました。

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 じつは池田町はスーパーが育たない土地柄でして、過去にも同じく地場出身のアップルランドが撤退。イオンのマックスバリュも鳴かず飛ばずでディスカウントストアのザ・ビッグにダウングレードしたりと、散々な結果に終わっています。

 そんな“スーパー不毛地帯”に果敢に挑んだ形のツルヤ池田町店。先日、初めて寄ってみました。

 まず驚いたのが、駐車場に交通整理のオジサンが複数、立っていたこと。

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 大町市から安曇野市まで、スーパーと名の付く店には一通り足を運んでいますが、駐車場に赤い誘導灯を持ったオジサンの姿を見かけたのは今回が初めてのような気がします。

 オープニングから日が浅いこともあって、臨時に人を配置をしているのかもしれませんが、結構な混みようです。

 店舗は、食料品を扱うツルヤ本体と、マツキヨや100円ショップのセリアなどが入る建物に分かれています。

 私たちはツルヤ本体のほうに入りました。

 郊外型スーパーとしては標準的な店舗面積で、歩き疲れるというほどではありません。

 ディスプレイもスタンダードで、パッと見、プレミアムな印象は受けません。

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 長野の主婦層に支持されている「鮮魚」「地場野菜」「オリジナル商品」は、なるほど充実しているようです。

 特にツルヤのオリジナル商品(PB)は、イオンの「トップバリュ」やセブンイレブンの「金のホニャララ~」なんかに比べても一段上を行く充実ぶり…なんだそうです(まだ、それほど詳しく検証できていませんが)。

 ですが今回、品揃えの充実ぶりを感じたのは、意外にも粉モノ、豆モノでした。

 たとえばこちら。「ライ麦粉」「手づくりパスタの粉」「手作りピッツァの粉」などがずらり並んでいます。

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 豆に至っては「ひたし豆」「大豆」「光黒大豆」「レンズ豆」「うずら豆」などなど、多種多様なお豆のオンパレード。

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 くるみ1つ取っても「やまくるみ」「味付ねりくるみ」「すりくるみ」と、さまざまあるんですね。

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 ほんの駆け足で見て回っただけでも、在庫の充実ぶりを感じさせます。

 改めてじっくり回遊して、珍品、お得品を見つけようと思います。


ツルヤ池田町店




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生麹(なまこうじ)を求めて「俵屋麹店」にたどり着きました

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 信州といえば味噌…長野県には安くておいしい味噌屋さんがひしめいています。

 そんな専門店で好みの味噌を買ってしまえば簡単なんですが、せっかく安曇野に住んでいるんだから自分たちでも作ってみたいな、と始めたのが自家製の味噌仕込みに手を染めるきっかけでした。

 今年で7年目を迎えます。

 最初のうちはスーパーで乾燥麹(かんそうこうじ)を買って作っていました。

 ところが、地元のおばあさんから、

「味噌作りは生麹(なまこうじ)がいちばんだよ」

 と教わり、生麹で仕込むことを覚えました。

 同じ麹でも“生”というだけあって麹菌の力が強く、あきらかに香りとコクに違いが出ます。

 毎年、味噌作りの季節がやってくると、生麹を求めてスーパーの商品棚を漁る私たちです。

 今年も近所のスーパーをハシゴしましたが、どこも品切れ。味噌の本場・長野でも、生麹の入荷量は限られているようです。

 困ったなぁとググってみたら、灯台下暗し。地元・安曇野に創業110年の歴史を誇る麹屋さんがあったんですね。

 その名は「俵屋麹店」。街道沿いに古民家風の立派な店舗を構えています。

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 というか、こちらのお店、いつもその前を通っていながら迂闊なことに私たちはてっきり味噌屋さんだと思い込んでいたんです。

 でも、店先の看板をよく見ると、ちゃ~んと「こうじ」と書いてあります。ダメですねぇ、今の今まで気づきませんでした。

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 閉店間際の夕まぐれに藍染めの暖簾をくぐりました。店内には味噌樽が置かれ、お味噌のいい匂いが漂っています。

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 通路の真ん中には、温かい特製甘酒を一杯200円で飲めるコーナーも。

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 冷蔵庫には甘酒や塩麹や各種の漬け物に囲まれて、袋詰めの生麹が竹カゴに陳列してありました。

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 1キロ756円(税込)。ネット通販している専門店の相場がキロ1000円~1500円ぐらいすることを思えば、かなり良心的なお値段です。

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 思わず2キロ買って帰りました。

 袋を開くと、ごらんのような白く輝く生麹が姿を現しました。新鮮で、つやつやモチモチした見た目がたまりません!

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 間違いなくおいしい味噌ができそうです。

 

【俵屋麹店】





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伝統を煮染めたたたずまい。「丸山味噌醤油醸造所」

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 ここに家を持つようになる以前、「安曇野においしい味噌・醤油の店がある」という噂を人づてに聞いて、ネットで探したことがありました。

 8~9年前のことです。

 いろいろなキーワードで検索して、やっと行き着いたのが「丸山味噌醤油醸造所」というお店。

 楽天やヤフーショッピングのような日の当たるモールに出店しているわけではなく、自前の、手作り感溢れるホームページでした。

 当初はたしか支払い方法が銀行振込か郵便振替ぐらいしかなくて、ちょっと買いづらいなぁと思いつつ、試しに濃い口醤油を1本、注文しました。

 ところが、これがうまい。昔ながらのオーソドックスな醤油の味がしたんですね。

 そこで今度は味噌を頼みました。

 値段もそれなりするのですが、これまたうまい。

 感心してホームページをよくよく見ると、

  明治三十三年創業

  全国味噌品評会
   会長賞受賞

  長野県醤油品評会
   県知事賞受賞

 
  当店の味噌醤油は品評会で優秀な成績を毎年収めております。
  これからも決して量産することなく、当店の味を守っていける範囲で、
  気に入って食べていただける方々のために、 誠意をもって造っていく所存です。


 と書いてあります。遅まきながら老舗のこだわりの味噌醤油醸造所なんだということを知りました。

 以来、定期的にネットで購入していたのですが、先日、店の前を通る機会があり、初めてリアルショップに立ち寄ってみました。

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 クルマの往来の多い幹線道路に面した建物は、なるほど老舗にふさわしい古民家です。

 正面の壁に「味噌醤油」と書いてあるだけで、丸山味噌醤油醸造所の名前はどこにも見当たりません。

 わざわざ名乗らなくても近隣では十分知られた存在なのでしょう。

 ガラス戸を開けると、土間の壁一面に味噌樽がずらりと並んでいます。

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 味噌と醤油のいい匂いが漂っています。木樽のひとつひとつに、酵母や無数の微生物が棲息しているに違いありません。

 まさに店全体が“醤油で煮染めたような色”に染まった感じです。

 親切なオバサンが味噌樽からしゃもじで味噌を掬って、量り売りしてくれました。

 昭和の昔にタイムスリップしたような感覚です。

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 店先と奥の醸造所の境には、藍色の暖簾が架かっています。そこには大きな楷書で、

  誠実

 という二文字が白く染め抜いてありました。

 なるほど、誠実を画で描いたようなお店という印象です。

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 無添加・天然醸造の味噌・醤油をお探しの方は、ぜひ一度、「丸山味噌醤油醸造所」をお試しになってはいかがでしょうか?

 今はクレジットカードやコンビニ後払いなどにも対応しているので、大分、買いやすくなりましたよ。

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「丸山味噌醤油醸造所」




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知る人ぞ知る「パン工房ブール」は、田んぼのど真ん中の名店です!

 安曇野には、おいしい焼きたてパン屋さんがいくつもあります。

 私たちが買い物したことがあるのは、そのほんの一部に過ぎませんが、なるほどこれはおいしい!と思えるお店もたしかにちらほら見つかります。

 ただ、観光客を当てにした店が多く、冬場は閉じてしまうところが珍しくないんですね。

 地元のパン好きには通年で“安定供給”してくれるパン屋さんが肝心なんですが、冬もパンを焼いている店は案外、限られてしまいます。

 そんな中で、高いクォリティを維持しながら通年営業しているのが、こちらの「パン工房ブール」

 池田町の田んぼの真ん中に、ケーキ屋さんと隣り合わせに店を構える文字通りの“田園パン屋さん”です。

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 数年前、偶然、お店の前をクルマで通りかかり、覗いてみたのが通うきっかけでした。

 ちょっと見には普通の住宅。看板がなければまず、目に留まりません。というのも、周辺は一面の水田なんですね。おそらくこのお店の敷地も、以前は田んぼだったんだと思います。

 それはともかく、工房と陳列棚が同居した店内は、いつもパン窯の熱気でムンムンしています。

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 職人気質のご夫婦が黙々と焼くパンは、どれも絶品のおいしさ。食パンからフランスパン、月に一度、提供されるメロンパンまで、味、香りとも申し分のない出来映えです。

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 私たちのお気に入りは、ベーコンとチーズが入ったスパイシーなフランスパン「スパイシーフランス」(320円)。囲炉裏で炭火焼きにして食べると、涙がでるほどワインに合います。

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 それから、クリスマス限定の「シュトーレン」(1500円)もおすすめ。ドイツの伝統発酵菓子パンで、薄く切って少しずつ頂きます。常温で優に1ヶ月は日持ちするので、毎年、12月に買ってチビチビ楽んでいます。時間とともに味が微妙に変化するのも魅力です。

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 いわゆる“米どころ”には、おいしいお米の販売所はふんだんにある一方、得てして満足できるパン屋さんがみつからないものです。

 でも、ここ「パン工房ブール」に行けば、都内の定評あるパン工房とも遜色のない、上等な焼きたてパンがいつでも手に入ります。

 安曇野暮らしに欠かせない名店です。


<パン工房ブール>




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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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