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田んぼの真ん中の歯科医院で極上のジャズライヴを体験!!

 クリスマス間近の寒い夜、ジャズのライヴを聴きに「いさつ歯科医院」へ出かけました。

 えっ? ライヴハウスじゃなくて歯医者さん?...そうなんです。じつは安曇野の「いさつ歯科医院」は、院長がヴィブラフォン(鉄琴)を演奏するプレーヤーという“もう一つの顔”を持った異色のデンタル・クリニックなんですね。

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 診察室に入ると壁一面にジャズの名盤・稀少盤LPが飾ってあります。

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 患者は、大きなスピーカーから流れる極上のモダンジャズに身を委ねて、ゆったりくつろいだ気分で歯の治療を受けられるんです。

 もともと歯科医院にジャズ喫茶が融合したような不思議な空間なんですが、この日は診察室をライヴ会場に衣替え。プロのクァルテット(四重奏団)による演奏が行われました。

 患者さんが座るチェアを水平に倒して、その上に木製テーブルがすっぽり被してあります。

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 無影灯や口をブクブクする水洗ボウルなどは、そのまま。観客は折りたたみ椅子に座って機材の間からステージを眺めるというユニークなスタイルです。

 診察室の奥の空間がステージで、ドラムスとウッドベース、ピアノがセットされています。小ぶりのライヴハウスといった趣です。

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 ドラムセットの後ろの壁には院長の膨大なレコードコレクションを収めた作り付けのラックが。よく見るとモダンジャズの名盤ジャケットの横に、院長自身が写真モデルになったパロディ・ジャケットが並んでいます。

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 ビル・エヴァンスの「PORTRAIT IN JAZZ」の右には、ちょんまげカツラを被った院長が微笑む「PORTRAIT IN ZURA」。

 ジャッキー・マクリーンの「SWING, SWANG, SWINGIN'」の右には、サックスの代わりに一升瓶を抱えた院長が酒瓶を口に当てた「DRINK, DRANK, DRINKIN'」。

...オリジナル・アルバムの色味やフォントまで忠実に再現しているところからも、院長のマニアックな気質とモダンジャズへの並々ならぬ偏愛ぶりが感じられます。

 午後7時。用意されていた20席あまりの折りたたみ椅子は観客でいっぱいに。間もなくピアニスト守屋純子さんと3人のジャズメン(as:近藤和彦/b:安ヵ川大樹/ds:高橋徹)が登場しました。

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 後で知ったのですが、守屋純子さんは米国セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で東洋人として、また女性として初の優勝に輝いた一流の作編曲家で、自身のビッグバンドを率いて国内外で演奏活動をしていらっしゃいます。

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 この日は気の置けない仲間と共に、学生時代にアマチュアバンドで一緒だった院長のもとを初めて訪れたとのことでした。

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 アート・ブレイキーやデューク・エリントンのスタンダード・ナンバーからスタート。今年の春に亡くなったジャズ界の巨人ウェイン・ショーターの楽曲を挟んで、守屋さんのオリジナル曲へと流れていきました。

 スウィング、ビバップ、ハードバップを基調にした正統的なスタイルの演奏はとても心地良く、特に守屋さんのオリジナル曲はどれもメロディの美しさと曲想の面白さが際立っていました。

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 もう一つ特筆すべきは音響です。それぞれの楽器の音色がバランス良く診察室全体に行き渡り、ウッディでナチュラルなクァルテットの演奏を堪能できました。

 正直、演奏・音響ともにこれほどレベルの高いライヴを安曇野で楽しめるとは思っていませんでした。

 守屋純子さん、院長先生、ありがとうございます!ぜひまた、いさつ歯科医院でライヴの夕べをお願いします!

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いさつ歯科医院
https://isatsu.net/







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今年の安曇野神竹灯(あづみの・かみあかり)は活況でした

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 穂高神社の境内を竹灯籠のローソクの明かりで彩るイベント「安曇野神竹灯(あづみの・かみあかり)」が、今冬も6日間にわたって開催されると聞いて、東京から遊びに来た友人たちを引き連れて見に行きました。

 冬場、客足が遠のく安曇野の観光需要を盛り上げようと、市内の宿泊事業者が音頭を取って始めた催しです。

 夜のイベントで泊まり客が増えるのを期待して、12年ほど前にスタートしました。

 2年前に訪れた時は猛烈に寒くて早々に引き揚げましたが、今回は日没時の気温が12度もあり、時間をかけてのんびり散策するゆとりも。

 日没直後にもかかわらず人出があってそれなりの賑わいです。寒さがそこそこなら、みなさん集まってくるんですね。

 広い境内のあちこちに約1万本の竹灯籠が配置され、そのひとつひとつにローソクの火が灯っています。

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 竹の中で炎が揺らめくたびに暗闇に微妙な陰影が生じます。インスタ映えする光景です。

 前回は寒過ぎて見落としていたのかもしれませんが、カップルが記念撮影するのにピッタリのハート型アーチがあったり、

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 表面を透かし彫りした竹細工の車止めに明かりが灯るなど、それなりに細やかな工夫が見られます。

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 キッチンカーも数台が営業中で、ほかほかの料理や飲み物片手に食べ歩きもできるようになっています。

 時間帯によっては境内で音楽のライヴ演奏も行われますが、それはまあご愛敬。

 言ってしまえば、ただ夜闇に浮かぶたくさんの灯火を眺めるだけのとりとめのないイベントなんですが、広い境内の奥深くまで灯籠の火がゆらめく光景は見応え十分。

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 遠路はるばるやってきた友人たちも満足の様子でした。

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 師走に安曇野を訪れる機会があったら足を運んでみるのも一興かと思います。

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地元の小さなワイナリーが集結した「信州安曇野ワインマルシェ」で飲み比べ!

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 11月最初の土曜日、安曇野初のワイン飲み比べイベント「信州安曇野ワインマルシェ」が開かれるというので、事前に前売り券(3300円)を買い、意気揚々と出かけました。

 会場はJR大糸線・穂高駅近くの碌山公園。芝生の広がった公園の中央にテントが設置され、ワインが振る舞われるそうです。

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 午後1時に到着すると、すでに結構な数のお客さんがグラス片手にうろうろしていました。

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 広場の一角ではジャズバンドが生演奏中。みなさんワインを飲み飲み、ゆる~い感じで耳を傾けています。

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 キッチンカーも数台出ていて、ソーセージやハンバーガー、パニーニなどを食べながら、グラスを傾けることもできます。

 受付で前売り券を差し出すと、16枚綴りのワインチケットと出展者の紹介チラシ、プラスチック製のワイングラス1個(写真右)を手渡されました。

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 安曇野市や大町市、池田町、山形村、塩尻市の小さなワイナリー15事業者が、自慢のワイン約50アイテムをテントに持ち寄って提供してくれます。

 チケット1枚で35mlのワインを1杯、グラスに注いでくれるんですね。チケット16枚でおよそ560ml飲める計算です。大体ボトル3分の2ぐらいでしょうか。

 あまり知られていない地元産のワインを、よりどりみどりテイスティングできるというのはワイン好きの私たちには願ったり叶ったり。さっそくプラスチックのグラスを片手に順番に見て回りました。

 馴染みのあるワイナリーといえば、池田町のドメーヌヒロキ(弘樹)ぐらいでしょうか。オープンしたての3年前に見学させていただいたことがあります(→おらが町にワイナリー誕生!「ドメーヌ弘樹」に行ってきました)。

 それ以外は初めて聞く名前が多く、いやが上にも期待が高まります。

 チケットをシートから1枚ずつ切り離して、それぞれのワイナリーの関係者に渡し希望のワインを注いでもらいます。

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 赤、白、ロゼ、スパークリング...良いペースで杯を重ねるうち、居並ぶボトルの中に「1杯チケット2枚」と書かれたものが混じっていることに気がつきました。

 ボトル1本4000~8000円の高価な銘柄のようです。

 たくさん飲むか、味わって飲むか...一瞬、葛藤がありましたが、普段、安ワインしか口にしない身としては滅多にない機会なので、チケット2枚を使って高級ワインにチャレンジしてみました。

 文句無しにおいしかったのは、ぼーのふぁーむ明科(安曇野市)の赤ワイン。「天王原地中物語 2021」(カベルネソーヴィニヨン70%、メルロー30%)と「天王原A 2021」(メルロー70%、カベルネソーヴィニヨン30%)でした。

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 同じ年の2種類のブドウを比率を変えてブレンドした商品だそうですが、酸味と渋み、深みのバランスが微妙に異なり甲乙つけ難い味わいです。

 この日はワイン片手にくつろぐには最高の小春日和。午後のひとときを、芝生に座り昼飲みを満喫しました。

 地元民を中心に入りもそこそこ良かったので、ぜひ来年以降も続けてほしいですね。

 ニッチではありますが、安曇野観光の新しい行事になればとも思いました。

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インスタ映えはするけど“なんちゃって感”漂う「安曇野神竹灯(かみあかり)」

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 穂高神社の境内を竹灯籠のローソクの明かりで彩るイベント「安曇野神竹灯(あづみの・かみあかり)」が、今冬は7日間に拡大して開催されると聞き、初日12月2日(金)に行ってきました。

 冬場、客足が遠のく安曇野の観光需要を盛り上げようと、市内の宿泊事業者が音頭を取って始めた催しです。

 夜のイベントで泊まり客が増えるのを期待して、10年ほど前にスタートしました。

 その目論見は当たったようで、去年は3日間の開催にも関わらず過去最多の2万4000人が訪れました。それなりに定着しつつある冬の行事なんですね。

 ただ、師走の夜のイベントですから当然寒いわけで、モノグサな私たちは今まで足を運んだことがありません。

 それでも「おいしいキッチンカーが出るらしい」という風の噂を頼りに、温かいものを食べに立ち寄ってみました。

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 広い境内のあちこちに約1万本の竹灯籠が配置され、そのひとつひとつにローソクの火が灯っています。

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 竹の中で炎が揺らめくたびに暗闇に微妙な陰影が生じます。なるほどインスタ映えする光景です。

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 ただ、たしかに“映え”はするんですが、写真を撮ってしまうとその先がありません。寒いしもういいや、帰ろっか、となってしまう茫漠感がついて回ります。

 主催者側も、このとりとめのなさには気づいているらしく、境内の「神楽殿」で日替わりのミニ・コンサートを用意するなどエンタメ度を高めようと工夫しています。

 そのコンサートですが、初日の開演は午後6時。20人ほどがガラス張りの神楽殿のまわりに三々五々集まってきました。

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 年配の男性2人が椅子に座ってギターとヴァイオリンを構え、卑弥呼?っぽい衣裳の女性が歌い始めた...のですが、あれ?声が聞こえません。

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 すぐに中断してマイクチェック。ヴォーカルが通ってリスタートすると、今度はギターがハウリング。ケーブルの調子が悪いらしく、ブーブーとノイズを拾います。

 人垣の後ろで冒頭10分ほど見守っていたんですが、どうにも音響が安定せず早々に見るのを切り上げました。

 後でライヴ情報をチェックしてびっくり。なんとヴァイオリニストは斎藤ネコさん(ゴンチチや椎名林檎とのコラボで有名)だったんですね。一流の演奏家を迎えながらPAトラブルで躓くとは。ちょっと残念でした。

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 そうこうするうちに体が芯から冷えてしまい、一目散にキッチンカーのコーナーへ。目に入ったのは松本からやってきたというパニーニの専門店「Hibi Kitchen」でした。

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 「ベーコン、パプリカ、トマト&チーズ」と「柚子クリーム、サラダチキン」の2種類をその場で調理してもらい、むしゃぶりつきました。うまい!温まる!

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 やっぱり安曇野の冬の夜は花より団子、神竹灯よりパニーニでした。

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3年ぶりの安曇野花火はかなりショボかった…

 日曜日。3年ぶりに開催された「安曇野花火」を自宅の窓辺で楽しみました。

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 会場の明科御宝田遊水池は、我が家から直線距離にして9キロほど。東の窓から眺めると、ちょうど真正面に花火が打ち上がるんですね。

 午後7時のスタートに備えて冷えたビール、お隣から頂いた枝豆、畑から採ってきたキュウリを用意しました。

 事前の情報では、コロナ対策のため規模を縮小して開催に漕ぎ着けたとのことです。主催者のみなさんの並々ならぬ努力あっての花火大会ということで、いやが上にも期待が高まります。

 7時の時報と共に号砲が鳴りました。さあ、いよいよだぞ! 窓のこちらではビールのプルトップを開けて乾杯です。

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「枝豆にビールに花火。最高の夏だなぁ~」などと浮かれて飲み食いを始めたのですが、あれ?…花火が上がりません。

 5分、10分。待てど暮せど安曇野の夜空に光の大輪は咲きません。

 お偉いさんの挨拶が続いているのかなぁ、と待っていたら、東山のやや北の方角が明るくなり、花火の打ち上がるドンドンとという音が響いてきました。

 見ると山の尾根の向こう側から、花火の上3分の1ぐらいが覗いています(白い◯印の中)。見た目は直径3センチぐらい。かなり遠くで上げているらしいのですが、きっちり午後7時にスタートしてコンスタントに大玉が“開花”しています。

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 方や正面の御宝田遊水池はと言うと…相変わらず暗闇に沈んだまま。

「あれぇ、どうしたんだろう?」「感染者の急増で取りやめになったのかな?」

 などと話しているうち、遂にドド~ン!…最初の一発が上がりました。

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 開始予定時刻を15分過ぎての遅いスタートです。

 それから大玉が後から後へ、夜空に連打で放たれました…と言いたいところですが、実際のところは、

 ド~ン!……パ~ン!……パリパリパリ………………(約1分間)………………ド~ン!……パ~ン!……パリパリパリ

 てな感じで散発的に打ち上がります。微妙に間が持たず、花火が消えたあとの闇夜が強調されてしまうんですね。

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 終了予定の午後8時が近づくにつれ、次第に間隔が詰まってきてフィナーレは豪華絢爛に4尺の乱れ打ち…となるのを期待していたんですが、さにあらず。

 ご覧のようなやや小ぶりな玉が連続していくつかバンバンバンと打ち上がったかな、と見るうちに、ふいに爆音が止んであっけなく終わってしまいました。

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 しかも終了したのは8時10分前。正味35分間ほどの短い花火大会でした。

 一方、東山の向こうではフィナーレに向かって大小さまざまな光の華が派手に咲き乱れ、午後8時きっかりに終了しました。

 後で調べたら、山の彼方の花火は「聖高原納涼煙火大会」でした。単純に比較はできませんが、間のとり方は聖高原のほうが上手かったように思います。

 近くの花火より遠くの花火のほうが頼りになる…のかな?


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御柱祭の「木落し」中止で観覧席チケットのキャンセル料が1万1000円って、あり?

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 7年に一度、行われる諏訪大社の「御柱祭」。通称「おんばしら」が、今年4月~6月にかけて開催の予定です。

 祭りのハイライトは、斜度30度以上の崖を山から切り出した御神木に氏子が跨って滑り落ちる「木落し」。毎回、大木の下敷きになったりで死者が出る恐ろしいイベントですが、1200年続く伝統行事ゆえ、たとえ主催者の宮司が業務上過失致死容疑で訴えられても不起訴になるなど、<絶対的に正しい行い>としてこれまで連綿と続けられてきました。

 その誰にも止められなかった「木落し」を中止に追い込んだのが、コロナです。2月下旬、祭りの実行委員会はオミクロン株の感染状況を考慮して木落しを中止。同時に御柱を山から里に曳き出す「山出し」も、人力ではなくトレーラーで行うと発表しました。


 目下の感染状況を見れば中止はやむなしだと思います。御柱になると血が騒いで仕事が一切手につかなくなる、という諏訪の人たちの落胆はいかばかりでしょうか。

 じつは私たちもこの悲報にガックリ肩を落とした口です。というのも、4月8日に行われるはずだった下社の木落しの有料観覧席チケット(A席2万円)の抽選に申し込み、めでたくゲットしていたんですね。

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 4回行われる木落しを崖下の真正面で眺めることができるとあって、当選通知が届いた2月上旬からわくわく、そわそわ。

 冷静に考えると2万円という席料はかなりお高いですが、申し込み時に目を通したこちらのパンフレットには、右下の写真のようなお土産セット(味噌、ワカサギの甘露煮、諏訪湖豆、善光寺の七味唐辛子などなど)が付いてのお値段と書いてありました。

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 まあ縁起物だし、一生に何度見られるかわからない奇祭なんだからと納得して、4月が来るのを心待ちにしていたんです。

 ところが。中止報道から数日して、オンライン決済代行業者のイープラスから、チケットの払い戻しに関するメールが届きました。

 その内容を見て唖然。な、なんとキャンセル料等で1万1000円以上を差っ引いた額を払い戻すと書いてあったのです。

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   ◇◆『御柱祭下社山出し有料観覧席』運営中止のお知らせ◇◆
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■チケットの払い戻しについて

運営中止に伴い、購入時の注意事項に基づき
・タオルマフラー代/お土産セット代/お弁当のキャンセル料等(11,000円/枚)
・イープラスでの販売手数料(システム利用料、サービス料)
をチケット代金から差し引いた額で払い戻しをいたします。
なお、タオルマフラー及びお土産セットについては、3月中旬に発送予定です。

払い戻し方法につきましては、詳細が決まり次第、あらためてお知らせいたしますので、
今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。



 イープラスでの販売手数料(システム利用料、サービス料/1,100円)は、現にこうしてキャンセル→払い戻しの手続きをしてくれているわけですから、発生するのは仕方ないでしょう。

 問題は中止になった行事のお土産セット代やらお弁当のキャンセル料を、「購入時の注意事項に基づき」チケット購入者に負担させるという発想です。

 東京オリンピックの販売済みの入場チケットだって、当初は「購入時の注意事項に基づき」返金しないという話でしたが、国民の轟々たる非難を受けて全額返金することになりました。

 当たり前といえば当たり前な話で、主催者が中止を決めたイベントの参加料をユーザーに戻さないというのは、法律上はともかくモラルハザードそのもの。

 諏訪大社に祀られている神様を寿(ことほ)ぎ、諏訪の観光促進の目玉にするはずの御柱祭が、一皮むけば「取れるところから取っておけ」だったということではありませんか。

 もっとも、この日のために準備を進めてきた地元業者さんのご苦労を思えば、3月中旬に送られてくる「お土産セット」はありがたく頂戴して、その対価をチケット代から差っ引いてもらうのはまだ納得のいく話です。

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 にしてもです。食べていない弁当のキャンセル料まで一括して徴収するというのは、やっぱりヘンじゃないでしょうか?

 どうにも腑に落ちないので、メールに書いてあった下諏訪町御柱祭実行委員会事務局に電話で聞いてみました。

 するとやっぱり! すでに多くのチケット購入者から苦情や抗議、問い合わせが寄せられているとのこと。事務局では協議の上、後日メールまたはホームページを通じて対応を発表すると教えてくれました。

 「山出し」が人力で行われないのは1200年以上の歴史で初めてのことだそうで、主催者も混乱を極めているのでしょう。

 7年後の御柱祭に禍根を残さないためにも、ここはきれいな判断を望みたいところです。


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猛暑にコロナで、ひたすら五輪観戦です

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 連日の猛暑、そして急拡大するコロナ禍…長野県は首都圏や大阪に比べればまだまだ感染者数が少ないほうですが、それでもやっぱり外出するのはためらわれます。

 で、仕方なく毎日、オムツを履いたヨークシャーテリアを隣に侍らせ、オリンピック観戦にうつつを抜かしています。

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 テレビをザッピングしながら日本選手の勝敗に一喜一憂していると、ヨーキーは不思議そうにモニター画面とこちらの顔を見比べます。

 人間が突然、ワァワァ叫んだりするのがイヤなんでしょう。

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 そんなヨーキーの迷惑そうな姿を見ているうちに、2004年のアテネオリンピックを思い出しました。

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 当時、我が家では飼い始めたばかりのチワワの子犬(先代)に月桂樹風の被り物を被らせて、

「ペトリンピック!」

などと言って盛り上がっていました。

 17年経っても犬と一緒にだらだらテレビ観戦とは...本当に進歩がないなと反省しています。


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苔テラリウム作りに挑戦!

 先日、図書館で 「机の上で楽しむ苔テラリウム作り」というチラシをもらいました。

 苔テラリウム?…なんだかやたら地味な感じなのが気になり、連絡先の烏川渓谷緑地水辺エリア管理事務所に電話してみました。

 夏休みのアクティビティとして企画しているそうで、某月某日、定員10名で開催の予定と教えてくださいました。驚いたことに私達が電話した時点で、すでに6名の予約が入っているとか。

 もしやこれは人気のイベントなのかもしれない…そう思って、家族全員で申し込みました。

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 当日の午後は珍しく大雨。苔をいじるのにふさわいい天気になりました。

 降りしきる雨の中を管理事務所に行ってみると、マスク姿の親子さんや若いカップル、単身の年配男性などが集まっています。私たちを入れてちょうど定員の10名でした。

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 広い作業テーブルの上には各自が座る席の前に古新聞が敷かれ、ハサミ、割り箸、ピンセット、プラスチックのスプーン、そしてガラスの瓶などが並んでいます。

 テーブルの中央に黒っぽい砂と茶色っぽい砂が入ったプラスチック容器が置かれ、白いトレーに苔が束になって並べてありました。

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 参加料として材料費500円を払って講座がスタート。

 男性スタッフが空のガラス瓶を片手に、作り方をていねいに解説してくださいます。

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 まず容器に茶色い方の砂(赤玉土)をスプーンで適量入れます。見栄えを良くするためには砂をフラットに敷かず、少し傾斜をつけるのがコツと言われました。

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 次に用意してある小石(溶岩)を砂の上にレイアウト。配置が決まったら水差しでビン全体を湿らせます。ガラスの内側に水を這うようにして滴らせ、砂が湿って濃い茶色に変色するまで水を注入しました。

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 いよいよ苔の登場です。

 葉っぱの付け根が茶色くなってる部分をハサミで切り捨て、きれいな青いところをピンセットでつまみます。

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 そっと砂に押し込むようにして差していきます。

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 岩のくぼみにも少し水を滴らせて苔をぎゅっと押し付け、固定しました。

 今回トレイにあった苔は、ヒノキゴケ、タマゴケ、トサカホウオウゴケ、 オオトラノオゴケ、ホソバオキナゴ、コツボゴケの6種類。いずれもテラリウム向きの扱いやすい苔だそうです。

 ちなみに、そこらの道端に生えてる苔はもっと乾燥した場所でないと育たず、ビンの中で育てるには不向きとのこと。

 ピンセットで植え終えたら、黒っぽいほうの砂(富士砂)をスプーンで地面に撒いていきます。こうすると黒色が全体の見た目を引き締めてくれるんですね。

 霧吹きをかけて完成。時が経つのを忘れて作業に集中していたら、2時間が経過していました。

 出来上がった苔テラリウムを振動で崩さないよう大事に抱えながら、車で帰宅しました。

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 後で知ったのですが、このコロナ下、苔テラリウムはインドアでできる密かな楽しみとしてちょっとしたブームになっているらしいんです。

 巷には専門店もできているらしく、ネットを通じてスターターキットなども結構なお値段で販売されています。

 今回、体験した講座は税込み500円ポッキリ。スタッフのお兄さんが育てた苔付きの軽石をオプションで購入しても、プラス200円と言う超良心価格でした。

 メンテナンスは、週に1回程度霧吹きで湿り気を与えてやるだけ。直射日光の当たらないところに置けば、勝手にすくすく育っていくそうです。

 とはいえ苔の成長は1ヶ月単位。写真のような見栄えの良い苔テラリウムになるまでには、半年ぐらいは気長に待たなければいけません。

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 実際、スローな趣味です。しかし、 在宅時間がむやみに長くなっている昨今、暇つぶしにはこれぐらいがちょうど良いのかもしれませんね。



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おらが町にジャズのクィンテット(五重奏団)が来た!

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 地場のスーパーが撤退して以来、久しく空き地になっていた安曇野・池田町の中心部に、今夏、公民館と図書館が合体した交流センター「かえで」が誕生しました。

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 そのこけら落とし公演として、外タレを招聘。本格的なジャズ・コンサートが開かれるというので、去る9月15日、まだ新築のにおい漂う同センターに行ってきました。

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 出演するのは、イタリア出身のジャズメン、ロザリオ・ジュリアーニファブリッシオ・ボッソのクインテット(五重奏団)。

 ロザリオ・ジュリアーニは、イタリアの巨匠エンリオ・モリコーネ(「荒野の用心棒」「ニュー・シネマ・パラダイス」)のもとで映画音楽にも携わったベテランのテナー・サックス奏者です。

 今回は盟友のトランペッター、ファブリッシオ・ボッソと仲間たちを引き連れ、ジャパンツアーの一環としてここ安曇野にやってきました。

 私たちは前売券(全席自由)を購入したのですが、前日になって事務局から「チケットが完売したので、開場時間を30分繰り上げます。お早めにご来場ください」とのメールが届きました。

 へぇ、ジャズのチケットがソールドアウトになるなんて、池田町もオサレだなぁ、などと思いながら開場少し前に到着すると、なんと!廊下には良席を狙って順番待ちをする人たちの長い列が…。

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 一方では、地元の酒蔵・大雪渓さんが無料の利き酒コーナーを開いていたりと、ゆる~い感じもしています。

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 午後2時の開演で前座を務めたのは、地元・池田町で結成48年!を誇るラテン・ビッグ・バンド「ニュー・スリー・シャープス・オーケストラ」でした。

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 いやぁ、こんな楽しい社会人オケが地元にあったとは、寡聞にして今日まで知りませんでした。半世紀近い歴史を誇るだけあってなかなかの腕前です。

 15分間の休憩を挟んで登場したのが、ロザリオ・ジュリアーニの五重奏団。

 初めて見るジュリアーニさんは、ポスターの哲学者然とした感じとはちょっと違って、少し禿げが進んだイタリアのおやじさん、といった印象です。

 対照的にトランペッターのボッソさんは長身痩身の刺青男でした。

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 そこにウッドベースのダリル・ホール(ホール&オーツとは別人)、ピアノのアレッサンドロ・ランツォーニ、ドラムスの江藤良人が加わり、往年のハード・バップ・スタイルのモダン・ジャズをプレイ。

 メイン二人のオリジナル曲が中心で、いわゆるスタンダード・ナンバーはアンコールの「イン・ア・センチメンタル・ムード」など2~3曲だけ。少し物足りないセットリストではありましたが、ヨーロッパスタイルの折り目正しい演奏をたっぷりと堪能させてもらいました。
 

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 場内は、目算で600人以上の観客で埋まり超満員。年配客に混じって小さなお子さん連れの若い夫婦も結構、目立ちました。

 そして何より私たちが胸キュンだったのは、主催者がパンフレットに挟んで配っていたこんなメッセージ。

お客様各位

本日は、稲刈りやお祭り準備でお忙し中、ご来場いただき心よりお礼を申し上げます。当初は果たして集客できるのか、聴きに来てくれるだろうかと大変不安でしたが、多くの新聞に掲載をいただいていた事もあって、お陰様で満席とあいなりました。


 そうなんです。安曇野の人たちは今まさに「稲刈りお祭り準備でお忙し」い最中なんですね。呑気にジャズなんぞ聴きに来ている場合じゃないんですよ。

 そんな観客の事情を重々承知している主催者サイドの不安と、満席になった歓びが素直に表れた挨拶状だと思いました。

 手作り感溢れる素敵なこけら落とし公演。参加できてラッキーでした。


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安曇野能楽鑑賞会で出会った“スマホライク”なおばあちゃん

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 去る8月24日、安曇野市豊科公民館ホールで「信州安曇野能楽鑑賞会」が開かれました。

 今年で29回目。冒頭に実行委員長でもある市長が挨拶する、折り目正しい安曇野市の文化事業の一環です。

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 寡聞にして私たちはこれまで安曇野能を見聞きしたことがなかったのですが、ちょうど暇を持て余していたこともあって参加させてもらいました。

 当日3500円のところ、前売券3000円。じつはこれ、能楽の公演としては出色の安さです。

 最近、銀座に能楽堂を移した観世流の公演なんかですと、普通でも当日8500円、人間国宝が出演するような大舞台では1万数千円します。

 今回の演目には、狂言の野村 萬(人間国宝)をはじめ、野村万蔵、小笠原 匡、片山九郎右衛門、宝生欣哉、清水道喜などなど、重要無形文化財指定クラスの方々が多数、出演すると書いてあります。

 これはもう見に行くっきゃないということで、前売券を握りしめて出かけました。

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 開演の午後2時。客席は9割方埋まり、盛況です。後で地元紙で確認したら、入場者数はおよそ460人だったとありました。

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 演目は能、狂言、能の3題。

 源氏物語の夕顔の霊が、花供養にやってきた僧侶の前に現れる「半蔀(はじとみ)」

 マヌケな太郎冠者(たろうかじゃ)が失態に継ぐ失態で主人と詐欺師を翻弄する、爆笑系狂言の「咲嘩(さっか)」

 牛若丸伝説を描いた「鞍馬天狗白頭(くらまてんぐはくとう)」

 トリの「鞍馬天狗~」には、市内の選ばれた幼児・小学生12人が舞台に立つというイベント性もあって、おじいちゃん、おばあちゃんの動員も十分といった印象でした。

 休憩を挟んで3時間30分の舞台は、お腹いっぱい。演出、音響とも素晴らしく、大変満足しました。

 ただ、本編とは別ながら個人的に興味をもったのは、たまたま開演前のロビーで隣り合わせになったおばあちゃんの一言。

 優に80歳を超えている小柄なおばあちゃんが、私たちがスマホをいじっているのを見て、

「あのね、私もスマホなんだけど、字幕アプリってどうすれば使えるの?」

 意外なことを尋ねてきたんです。見ればおばあちゃんの右手には、真新しいスマホが。

 ええっ?何のことですか?‥と聞き返すと、何でも今回の公演中、指定のアプリを起動すると舞台上の台詞がリアルタイムに表示されるらしい、ということがわかりました。

 そういえば公演チラシの裏面に、ホニャララ~アプリのダウンロードはこちら、とキャプション付きでQRコードが載っていた気がします。

「お使いのスマホでQR コードは読めますか?」

「それができないの。別のやり方はないかしらね?」

 何だかわからないまま、とりあえず自分のスマホで試してみることにしました。

 チラシのQRコードをカメラで読み取り、指定された汎用の字幕表示アプリ(じつは聴覚障害者とのコミュニケーションを、スマホを使って行うための無料アプリ)をダウンロード‥と、ここまではよかったのですが、肝心の字幕ファイルの在りかがわかりません。

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 う~んう~んと悪戦苦闘するうち、開演のアナウンスが流れてきました。

「どうもね、お手数かけてすみませんでしたね。お若い人たちにわからないんだから、私らには所詮無理だわね」

 そう言って恐縮するおばあちゃんに、お役に立てずごめんなさいと頭を下げた私たち。

 せっかくの良いサービスなのに、利用方法の説明が雑過ぎて使えないのは残念。主催者には今後の改善を期待したいところです。

 それはともかく、能楽をスマホの字幕を見ながら楽しもうという安曇野のおばあちゃんの「好奇心」には感心しました。若いなあ。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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