コロナの外出自粛でしばらく留守にしている間に、古民家は雑草にまみれ、
空き家同然の茫々たる姿に変わってしまいました。
いかんいかん、すぐに手入れしなくちゃ…少し焦って草刈り機を振り回し、徹底的に雑草を刈り進めました。
滴る汗を拭いながら、ふと
濡れ縁の下に目をやると、おや? きれいに並べて積んであったはずの材木が1枚、斜めにめくれ上がっているではありませんか。
不審に思ってずれた材木を戻そうと持ち上げてみたところ、板の下に直径30センチほどの
穴がぽっかり開いています。
以前は平らな地面でした。こんな大きな穴、いつの間に開いたんでしょうか?
竹林から若竹を1本、切り出してきて葉を落とし、穴の奥へ差し込んでみました。
スルスルスル…家の奥のほうに向かって吸い込まれるように入っていきます。
もしやこれは、
タヌキか
ハクビシンの通り道じゃないの??
う~む、怪しい。ケモノがここから出入りしているに違いありません。
今度は家の中を捜索しました。
和室、納戸、リビング、ダイニング、トイレ、風呂…ひととおり見て回ったんですが、野生動物が歩いた痕跡はどこにも残っていません。
念のため天井裏も調べました。見つかったのは
ヘビの抜け殻だけ。
ヘンだなぁ。絶対、何かが家の中に侵入しているはずなんだけど…そう思って土間の中央に立ち、さらに念入りに周囲を見回しました。すると…おやおや?
土間が上がりがまちに接する角あたりが、何やら黒々としています。古民家は昼なお薄暗いので目を凝らしてじっと眺めるうちに、その黒々としたものが
穴ボコだということに気づきました。
開口部は差し渡し30センチ近くもあるでしょうか。以前から角のあたりが少し崩れて、空気孔ほどの小さな隙間ができていたのですが、知らぬ間にそれが拡大して小動物が出入りできるほどの大穴に成長していました。
一体どいつの仕業でしょうか? 残念ながらシッポを掴むことはできませんでしたが、縁の下から土間に続く新しい
<けものみち>ができてしまったことは間違いありません。
この際、定点カメラを仕掛けてみようかな、と思います。
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テーマ : 信州
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