古民家のセキュリティーを見直してみた
最近、安曇野周辺で空き巣が増えていると聞きます。
玄関の鍵など掛けない昔ながらのお宅に、不心得者がひょいと上がって手近な物を失敬していくことが、ちょくちょくあるんだそうです。
特に狙われやすいのが古民家で、もともと風通しが良い作りですから、その気になれば簡単に侵入できてしまいます。
空き家の場合は不審者が忍び込んで寝泊まりしたり、暖を取ったりするうちに火が出て丸焼けになることも。
我が古民家も10年以上が経過して玄関の鍵のかかりが悪くなってきました。
里へ買い物に出掛けて戻ってみたら見知らぬ人間が土間に立っていた...なんて事態は真っ平ごめんです。
これを機にセキュリティを見直そうと一念発起して、先日、玄関の錠前を交換しました。
鍵屋さんに頼むとお金がかかるのでパーツを取り寄せ、自前で取り外し→取り付けをしたんですが...
何だかあっけないほど簡単に交換できちゃいました...ってことは破るのもまた簡単なわけです。
そこで今回、別に南京錠もぶら下げてみました。二重にロックしておけば多少は賊の出鼻をくじくことになるでしょう。
ただ、我が家は野中のポツンと一軒家。日が沈めば漆黒の闇に包まれます。
玄関の外に室外灯がひとつだけでは、これもまた不用心といえば不用心このうえありません。
なので人感センサー付きのかなり明るいLEDライトを2方向に取り付けることにしました。
さらにさらに。以前から設置してあった監視用のWEBカメラのファームウエアが少し前にアップデートしていたのを思い出し、書き換えてみたところ、解像度が上がって録画転送機能が大幅に向上しました。
わずかな明かりでも不審者の顔がはっきり識別できるうえに、通りに向けたもう1台のカメラが連動して、駐車中の車のナンバーを自動撮影することが可能になりました。
しかも対応するソフトもバージョンアップして、異常を知らせるアラートがスマホに飛んでくるという機能まで、いつの間にか追加されていたんです。
数年前には相当お高かったであろうセキュリティーシステムが、ファームウエアの書き換えだけでタダ同然で手に入るんですから、世の中捨てたもんじゃありません。
他にも安上がりで効果がありそうな防犯上の“小細工”を施して、作業完了しました。
我が古民家のセキュリティーレベルも、これでようやくレベル0から2ぐらいには上がったかな?