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話題のChatGPTに安曇野のことを尋ねたら、結構おバカだった話

 NHKの夜7時のニュースにも取り上げられて、いま話題沸騰中の対話型人工知能サービス「ChatGPT」。実際どれぐらいお利口さんなのでしょうか?

 物は試し。安曇野に関する質問をいくつか投げかけてみました。

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安曇野市は移住先におすすめですか?

安曇野市が移住先としておすすめかどうかは、お客様の個人的な好みやニーズによって異なります。以下は安曇野市の魅力的な点と移住先としての考慮すべき点を紹介することで、移住先としての選択に役立つかもしれません:

魅力的な点:

自然環境:安曇野市は、高原地帯に位置するため、風光明媚な景色が楽しめます。また、山々や湖沼など自然環境も豊かです。

安全な環境:安曇野市は、一般的に安全な環境が整っています。

文化・スポーツ施設:安曇野市には、文化施設やスポーツ施設などが充実しています。

考慮すべき点:

交通アクセス:安曇野市は、都市部との通勤には不利な点があります。

医療・教育施設:安曇野市は、大都市に比べて医療施設や教育施設が少ない場合があります。

このような点を踏まえ、お客様自身のライフスタイルやニーズに合った移住先を選択することが大切です。安曇野市を選択する場合は、お住まいになる前に詳細に調べ、検討することが重要です。



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 ふむふむ。優等生的で無難な答えが返ってきました。英語ネイティブのサービスながら日本語が完璧なのには驚かされます。

 続いて客観的な事実についてどう答えるのか試してみました。

安曇野市の水道水の水源は?

安曇野市の水道水の水源は、大多数が地下水から汲み上げられています。地下水は、周辺の山々から流れ込む雨水などが貯まって形成されます。また、一部の地域では上流の河川の水を利用することもあります。地下水や河川の水は、汲み上げ後に濾過処理を経て、安全な水質の水道水として供給されています。



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 お、正しい答えですね。ならば安曇野の自然についても一定の理解があるはずと思い、こんな問いかけをしてみました。

安曇野で観察できる野鳥を教えて

安曇野市周辺には、多くの野鳥が生息しています。観察することができる野鳥には、以下のようなものがあります:

スズメ:小さな鳥で、多くの種類が存在します。家に近いところでも観察することができます。

シロハラスズメ:白と黒の模様が特徴的な小さな鳥です。夏には繁殖期になります。

チョウ:様々な種類が存在します。飛ぶ姿が風を切るように美しいです。

トキ:長い尾巣を持つ大きな鳥です。夏に繁殖期になります。

このような野鳥を観察する際は、自然に配慮し、騒音を減らすようにすることが大切です。また、野鳥を観察するための装備(双眼鏡など)も準備することをお勧めします。



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 ん?シロハラスズメ?そんなスズメいたっけ?「シロハラ」という渡り鳥は存在しますが、シロハラスズメなんて聞いたことありません。

 それにチョウ?って蝶々のことじゃないの? たしかに安曇野には珍しい蝶がたくさん生息していますけど…。

 でもって、まさかのトキ!居るわけないでしょ、ニッポニア・ニッポンが安曇野に。


 苦し紛れにデタラメを言い出したんじゃないかと心配になり、少し難易度を下げて第一次産業について質問をしてみると…。

安曇野の名産野菜は?

安曇野市は、野菜の生産地として知られています。特に、「安曇野キャベツ」は有名な名産品となっています。このキャベツは、日本の夏に栽培され、柔らかくて香り高く美味しいと評判です。また、安曇野市はトマトやピーマンなどのジャガイモ類も生産する地域であり、高品質な野菜が生産されています。これらの野菜は、市内外で高い評価を受けています。


 ええっ?「安曇野キャベツ」? そんな名産品、知りません。たしかに加工用トマトについていえば安曇野市と松本市は全国第2位の収穫量を誇りますが、キャベツが凄いなんて話は一度たりとも聞いたことがありません。

 念のため農水省の外郭団体が出している「長野県におけるキャベツの市町村別作付面積、収穫量及び出荷量」という統計資料にあたってみましたが、第1位は南牧村。以下、上位17位まで公表されている市町村名に安曇野市は出てきません。

 どう考えても「安曇野キャベツ」はガセネタでしょう。知らない人が聞いたら真に受けてしまいそうで、ちょっとマズイ回答ですよね、これ。

 他にもあれこれ尋ねてみましたが返ってくるのは虚実入り交じった内容で、正直まだまだ発展途上なのかな、というのが現時点の率直な感想です。

 おしまいに、こんな質問をしてみました。

安曇野で人気のあるブロガーは?

安曇野市に住むブロガーの人気度は、タイムカットの2021年によっては変わる場合があります。ただ一般的に、安曇野市を舞台とするライフスタイルや自然環境などに関連するトピックが人気のブロガーもいるかもしれません。また、特に安曇野市の料理やグルメ、観光スポットなどに関心があるブロガーもいるかもしれません。具体的なブロガーの名前は、検索エンジンやソーシャルメディアなどを利用して確認することができます。



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 たしかに、おっしゃるとおりですよね(「タイムカットの2021年によっては変わる場合があります」というのは意味不明ですけど…)。


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北斎と栗に活路を見出した小布施の“ニクい足元”

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 安曇野から長野道を北上すること1時間。長野県内で最も面積の小さい自治体として知られる小布施町(おぶせまち)を訪ねました。

 小布施というとすぐ思いつくのが絶品の和菓子「栗鹿ノ子」です。これまで一度も行ったことがない土地ですが、「おぶせ」というワードを耳にするたび、もう条件反射のようにあのトロ~リとしたきんとん?の中にちんまりと収まる甘煮の栗の実を思い浮かべてしまうのは、私たちだけではないと思います。

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 そしてもうひとつ、小布施には「葛飾北斎」という“最終兵器”があります。

 90歳で亡くなった北斎は、83歳から88歳にかけて小布施に4回、長期滞在して素晴らしい肉筆画の数々を残しました。

 特に祭の屋台の天井画として描かれた4枚の肉筆画は、2基の屋台ごと「北斎館」に常設展示されていて観光の目玉になっています。

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 さらに北斎館から東に2キロほど歩くと、山の麓に「岩松院」という曹洞宗の山寺があります。その本堂天井には北斎が最晩年に描いた二十一畳の巨大な肉筆画「八方睨み鳳凰図」が、今も色褪せることなく訪れる者に睨みをきかせています。

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 北斎--小布施町はこの“二点突破”で長野でも有数の観光地になったんですね。

 その点、同じくわさび北アルプスの絶景という“二点突破”で観光地化した安曇野にも似通うところがあります。

 町営駐車場にクルマを預けて散策しました。

 観光名所は1.5キロ四方ぐらいの範囲にコンパクトにまとまっています。半日も歩けば結構、堪能できる広さというか狭さが気に入りました。

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 栗を意識した?明るい色調の土壁と白壁の民家。民家の二階から眺めると、甍(いらか)の波がずっと遠くまで続いています。

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 一昔前ならこういう風景は日本中どこでも見られたものですが、今や時代劇の景色。束の間、タイムスリップしたような感覚に襲われました。

 「栗鹿ノ子」の小布施堂本店でお土産を購入し、

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 造り酒屋の壁に沿って歩き、

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 趣ある路地裏を探索しました。

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 しかし町作りという点でいちばん感心したのは、遊歩道や一般の歩道にていねいに敷き詰められた「栗のタイル」です。

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 栗の木を10センチほどの正方形に製材して、歩道に敷いてあります。石畳ならぬ「栗畳(くりだたみ)」です。

 木材だから踏み心地がソフト。疲れません。

 また栗材には亀裂が入る性質があり、よく見ると1枚1枚、花火のような筋目が付いているのも味わい深いですね。

 木材ですから、時間が経つと靴底や自転車のタイヤに擦れて摩耗し、写真手前のように凸凹になります。町ではこれをこまめに新しいものに張り替えているらしく、新旧のタイルが寄木細工のように複雑に組み込まれていました。

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 栗にとことんこだわって、足元からおもてなしをする小布施町。我が安曇野も見習うところ大だなと思いました。

小布施町(小布施日和)
https://www.obusekanko.jp/



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梅雨明け直後のお散歩は、つらいよ

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 早朝。どんよりした曇を割って陽光が差し込んできました。

 お待ちかねの散歩にヨークシャーテリアを連れ出します。

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 記録的な早さで梅雨が開けて、外は光が溢れてものすごい紫外線です。

 歩き出すとすぐ「はぁはぁ」...ヨーキーの息が上がりはじめました。

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 熱い砂利道を嫌って草むらに逃げ込みます。

 木陰で一休み。

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 どうにか最後まで歩き通しました。家に帰って水をガブ飲みすると、冷たいフローリングにぺちゃんと腹ばいになりました。

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 毛むくじゃらのワンコには、つらい散歩の季節の到来です。


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カーポートの屋根に張ったシートが真っ二つに!

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 去年、屋根のプラスチックが割れて雨漏りしていたカーポートに、銀色のブルーシート(銀色をしたブルーシート素材の合成素材シート)を張り巡らして、雨露をしのいでいました。

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 材料費5800円で屋根の補修ができたと喜んでいたんですが、春の嵐が吹き荒れた次の日、様子を見に行くと、ありゃりゃ。

 シルバーシートが真っ二つに裂けてしまって、カーポートの梁から無惨に垂れ下がっていました。

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 断面はカッターで一直線に切ったよう。シートがズリ落ちて穴の開いた天井から青空がのぞいていました。

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 丈夫なイメージしかないブルーシートですが、風に煽られただけでこんなふうに破れてしまうんですね。

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 安く修繕できたと思っていましたが、1年ともたないのではコスパがよろしくありません。やっぱりプロに屋根を葺き替えてもらうしかなさそうです。

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キジの鳴き声は「ケーン」というより悲鳴に近い?

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 里の家を縄張りにしているオスのキジが、早朝から大声で鳴いています。

 一般にキジは「ケーン、ケーン」と鳴くことになっていますが、間近で聞くその声は「ケーン、ケーン」なんて可愛らしいものじゃありません。

 あえてオノマトペ的に表現するなら「ギュウェン、ギュウェン!!」てなところでしょうか。

 首を絞められたニワトリの悲鳴と言ったほうが近いと思います。

 とにかく大音量で、腹の底(というより喉の奥)から絞り出すように放出される相当おかしな掠(かす)れ声。朝っぱらから鳴かれると、寝覚めが悪いったらありゃしません。

 とは言うものの愛すべき我が家の住人(じゃなかった住鳥)ですので、付かず離れず付き合うことにしています。

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 今朝も庭の外れに居座って、あたりを睥睨(へいげい)しているオスに出くわしました。

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 見ればハート型の顔が真っ赤。繁殖期に入った印です。

 しばらくあたりを見回していましたが、突然、飛び立つように体を低くして翼を広げたと思ったら、

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「ギュウェン、ギュウェン!!」

 声を限りに叫びました。まさに雄叫び。

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 二声(ふたこえ)鳴くと、何事もなかったように翼を閉じてあっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。

 メスの姿を探しているのでしょう。

 かなり騒々しくてはた迷惑な求愛活動です。ただ、見た目も行動も派手ですが、憎めないヤツではあります。

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【続報】 御柱祭の「木落し」中止で観覧席チケットのキャンセル料が1万1000円って、あり?

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 中止になった諏訪大社の「御柱祭」の有料観覧席チケット(A席2万円)が、払い戻しにあたり弁当代やら何やらのキャンセル代として1万1000円を差し引きます、という連絡が主催者側から届いたことを、前回、本コラムに書きました。

 →御柱祭の「木落し」中止で観覧席チケットのキャンセル料が1万1000円って、あり?

 ところがその後、主催者からこんな訂正メールが送られてきたんです。

━━━━━━━━━━━━━━━━
1次抽選先行にてお申込みのお客様
━━━━━━━━━━━━━━━━

2月23日(水)に下社山出し有料観覧席の運営(設置)中止及び購入時の「注意事項」に基づいた
チケット払い戻しについてご案内させていただいたところですが、
関係者等と協議の結果、次のとおり決定いたしましたのでご案内いたします。

【チケットの払い戻しについて】
観覧席運営中止に伴い、チケット料金の全額を払い戻しすることといたしました。
なお、コンビニ支払いの方は、振込手数料(220円)を
チケット代金から差し引いた額で払い戻しをいたします。

誠に恐れ入りますが、返金開始のご案内まで
今しばらくお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。


【タオルマフラー及びお土産セットの発送について】
チケット料金の全額払い戻しに伴い、
タオルマフラー及びお土産セットは、発送いたしませんので
ご理解をお願いいたします。


 全額払い戻します、ということのようです。

 当たり前ですよね。役務と対価の原則からすれば、提供されていないサービスのキャンセル料と称して預かった金子の半分以上を徴収する、なんてのは下品な言い方になりますけど「や○ずボッタクリ」そのもの。実行委員会のみなさんも、やっとそこに気づいてくださったようです。

 というわけで、残念ながらライヴでの鑑賞はできなくなってしまいましたが、私たちもテレビ等を通じて「おんばしら」に精一杯のエールを送りたいと思います。

 実行委員会のみなさん、ありがとうございました。御柱祭、応援しています。


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どこかおかしい?大雪渓周遊MAP

 ふるさと納税の返礼品が池田町から届きました。

 池田町は私たちの古民家がある安曇野北部の町です。いつもお世話になっているので、時折、ふるさと納税をさせてもらっています。

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 返礼品は地元の清酒・大雪渓の3本詰め合わせ。左から辛口本醸造、特別純米、蔵出し原酒です。

 さっそく、以前、大雪渓酒造の売店で貰ったガラス製のロゴ入りおちょこを食器棚から取り出してきて、ちびりちびり。おいしく頂いています。

 ところで、この箱詰めの中にA4判三つ折のパンフレットが3種類、同梱されていました。

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 どれもスタッフが描いたらしいカラーのイラストで、うち1枚は「大雪渓周辺MAP」--蔵元周辺の観光ガイドでした。

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 上3分の2に付近のビューポイントが紹介されていて、下3分の1に蔵元から見える北アルプスの山々が横一線に(名前入りで)描かれています。

 左から右に向かって餓鬼岳(2,647M)、燕岳(2,763M)、有明山(2,268M)、大天井岳(2,922M)、東天井岳(2,814M)、常念岳(2,857M)と書いてあります。

 辛口本醸造を舐めながら、見るともなしに見ていたんですが、そのうち言いようのない違和感を覚えました。

 むむっ?何だか変だ、たしかにヘンだ、でも、一体全体どこがヘンなんだろう...?

 しばらく眺めているうちに、ハタと気づきました。この北アルプスのパノラマ図は左右が裏返しじゃないの!

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 大雪渓酒造の前に立って北アルプスを仰ぎ見ると、山並みはこうではなく...

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 こう見えるんですね。

 左から右に常念岳(2,857M)、東天井岳(2,814M)、大天井岳(2,922M)、有明山(2,268M)、燕岳(2,763M)、餓鬼岳(2,647M)...そしてイラストにはありませんが、そのさらに右側に蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳(大雪渓がある山ですね)が連なります。

 ところがこのマップ、左端に「至大町」、右端に「至松本」と書いてあり、左が北、右が南として描かれているんです。

 でも、それって完全にヘン。大雪渓酒造の玄関に立って山を見渡すと、左が南(至松本)、右が北(至大町)になるわけで、つまりこの「大雪渓周辺MAP」は本来、


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...このように描かれなければいけないはずです。

 ふるさと納税の返礼品に同梱する観光マップですから、観光客の視線で描いてほしかったと思います。

 手作り感溢れるハートウォーミングなパンフレットだけに、残念!

 今後、増刷するときには、ぜひ左右を反転させて描きなおしてほしいですね。大雪渓酒造さん、よろしくお願いします!


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安曇野に雪の気配

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 最近、すっかり歩くことが好きになった(元お散歩恐怖症の)ヨークシャーテリアを連れて、お決まりの散歩コースを一巡しました。

 日向は暖かく、手袋をした指先がむず痒くなるほど。

 でも、近くの山は明け方の冷気で霜を被っています。

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 キーンと冴え渡った空にはうろこ雲が。天気はゆっくり下り坂です。

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 北アルプスは高いところから雪化粧を始めました。間もなく安曇野の里にも雪が降り始めます。

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突然ですが、新サイト「あづみの織工房MAKI」を起ち上げました

 突然ですが、このたびあづみの織工房MAKIという新サイトを起ち上げました。

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 ■あづみの織工房MAKI
 https://azumino-maki.com/


 2年前に里の家の一部を改装して高機(たかはた...鶴の恩返しに出てくる、伝統的な機織り機のことです)や糸繰機などを導入しました。

 糸をつむぎ、染色して織物にするところまでを手作業で行う、小さな織工房です。

 じつは私たちの暮らす安曇野には、天蚕(てんさん)という非常に特殊な絹糸が存在します。

 日本固有の野生の蚕(カイコ)から採れるワイルドシルクで、一般の絹糸よりさらに軽く、柔らかい最高級の天然素材です。

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 安曇野は江戸時代に初めて人工飼育に成功した土地で、以来、天蚕糸の生産と織物作りの中心地として発展してきました。

 でも、残念ながら日本人の和服離れに伴って、一度は糸作りが廃れてしまったんです。
 1970年代に入って天蚕を見直す機運が高まり、現在、ごく少数の農家さんが天蚕を大切に育てています。

 飼育が難しく、採れる糸の量も少ない天蚕は「繊維のダイヤモンド」と言われる貴重品です。天蚕の糸は国産生糸の111倍、輸入生糸のじつに156倍のお値段で取り引きされているんですね。

 ただ、あいにくこれまで着物の生地以外に使われることが稀れだったので、現代人が好むショールなどの洋装には生かされてきませんでした。

 そんな天蚕の糸を使った新しいスタイルのプロダクトを生み出して、安曇野の誇る伝統の素材を残していきたいと思い、ささやかながらそのための工房を開いた次第です(なんだかエラそうですけど...)。

 当面はワークショップのご案内が中心になりますが、近々、ショール等のオンライン販売もスタートするため準備を進めています。

 機織りや染色に興味をお持ちの方はもちろん、そうでない方も、よろしければ一度、サイトを覗いていただけると嬉しいです。

 同時にインスタグラムも始めました。フォローしていただけると励みになります。よろしくおねがいします。

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 ■Instagramアカウント→@azuminomaki
 ■URL→https://www.instagram.com/azuminomaki



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針葉樹の枝払いをしていたら蜂の巣をつついてしまって…

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 夏が晴天続きだったせいか、今年は庭の針葉樹の成長が馬鹿に速いような気がします。

 上へ上へと伸びてくれる分には問題ないのですが、裾のほうの枝葉が日差しを求めて地面に垂れ下がるように広がり、とうとうクルマの通り道を塞ぐ形になってしまいました。

 そこで剪定用の電動ノコギリを持ち出して、地上2メートル以下の余分な枝を一気に刈り取ることにしました。

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 脚立に上って作業を始めたら、込み入った葉と葉の間に野鳥の巣がかかっているのを発見。ヒナがいたらまずいな、と思ってそっとのぞき込むと、無事に巣立った後でした。

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 やれやれ。一安心して棒の先で巣を払い、さらにその上の葉が密に重なり合っているところを突いた瞬間、

 ズボッ…

 段ボールに先端が刺さったようなヘンな手応えを感じました。そして、

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 ブワン!

 聞き覚えのある重低音とともに何かが舞い上がり、同時に大きな塊が目の前を落下していったのです。

 棒を握ったまま脚立を下りて地面に目を転じると、な、なんとスズメバチの巣が半壊した状態で転がっているじゃありませんか!

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 カチカチカチカチ…

 スズメバチが発する、あの最終警告音がした次の瞬間、棒を持った右手の人差し指に激しい痛みが走りました。

 見ると軍手の上にキイロスズメバチが1匹止まっています。

 やられた!

 咄嗟に棒を投げ捨て、空いているほうの手でスズメバチを払いのけて母屋へダッシュ。夕暮れ時が幸いしたのか、他のハチに追跡されずに網戸の中へ飛び込むことができました。

 こういう時のために買い置いてあった毒の吸い出し用ポンプを刺された指先に当てて、家族に毒を吸い出してもらいましたが、激しい痛みは止まりません。

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 近所の病院へ直行し、アレルギー反応を抑える血管注射を打っていただき、ようやく一息ついたのでした。

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 その晩、プロの業者並みに完全防備してスズメバチ専用の殺虫剤を握り、再度、脚立をよじ登って枝の間に半分残っている蜂の巣めがけて噴霧。一缶分を連続噴射して一気呵成に退治しました。

 翌朝、見に行くとハンバーガー状の蜂の巣が転がっています。周囲にはキイロスズメバチの死骸が…。

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 まさか鳥の巣の真上に蜂の巣があったとは。よもやの展開で迂闊にも蜂の巣を突いてしまったわけですが、巣自体が造成初期だったらしく、まだそれほど多くのハチが集まっていなかったのが幸いでした。

 その後も指の腫れはなかなか収まらず、パンパンに膨らんだまま痛かゆい状態が続いています。

 田舎暮らしは油断も隙もありません。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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