五感を働かせてよく見る、よく嗅ぐ、よく触る、耳を澄ます
古民家の“健康状態”は我と我が目で確認し、納得することが肝心です。「最近の建売住宅なんかより、家の状態が一目でわかる」の項にも書きましたが、古民家は屋根裏から床下に至るまで隙間だらけですから、家のすみずみまで我と我が目で全部チェックできるという“利点”があります。
その際、大切なのは五感を働かせてよく見る、よく嗅ぐ、よく触る、そして耳を澄ますことです。
古民家は昼でも薄暗いので、強力な懐中電灯をかならず持参してください。天井裏などは懐中電灯をゆっくり、マーカーペンで線を引くように平行に動かして観察します。天袋などは1枚ずつ開けてライトで照らし、内部に隠れている土壁の傷み具合などを確かめます。
畳や床は足裏で感触を確かめながら歩きます。根太(ねだ)が腐っているとフカフカと頼りない感じがします。柱や壁は手のひらで叩いて手応えを確認します。ボロボロと崩れるようならシロアリかもしれません。今も巣食っているのか、過去の残骸なのか、ニオイを嗅いだり、湿り具合を見たりしてチェックします。

根太が腐っているとフカフカと頼りない感じが…
古い建物ですから床鳴りや風切り音は当たり前ですが、耳を澄ますと隙間風が聞こえることがあります。風の音をたどっていくと、意外な場所に大きな穴がポッカリ開いていたり、小鳥や小動物が巣ごもりしていることも。宝探しのようなつもりで、楽しみながら観察するのがコツだと思います。

意外な場所に大きな穴がポッカリ開いていたりすることも…
私たちもそんなふうにして信州各地の古民家を訪ね歩きました。現代の建築と違って、古民家は断熱材も新建材も使っていません。タネも仕掛けもないんですね。ズブの素人にだって、建物の健康状態は一目瞭然です。

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その際、大切なのは五感を働かせてよく見る、よく嗅ぐ、よく触る、そして耳を澄ますことです。
古民家は昼でも薄暗いので、強力な懐中電灯をかならず持参してください。天井裏などは懐中電灯をゆっくり、マーカーペンで線を引くように平行に動かして観察します。天袋などは1枚ずつ開けてライトで照らし、内部に隠れている土壁の傷み具合などを確かめます。
畳や床は足裏で感触を確かめながら歩きます。根太(ねだ)が腐っているとフカフカと頼りない感じがします。柱や壁は手のひらで叩いて手応えを確認します。ボロボロと崩れるようならシロアリかもしれません。今も巣食っているのか、過去の残骸なのか、ニオイを嗅いだり、湿り具合を見たりしてチェックします。

根太が腐っているとフカフカと頼りない感じが…
古い建物ですから床鳴りや風切り音は当たり前ですが、耳を澄ますと隙間風が聞こえることがあります。風の音をたどっていくと、意外な場所に大きな穴がポッカリ開いていたり、小鳥や小動物が巣ごもりしていることも。宝探しのようなつもりで、楽しみながら観察するのがコツだと思います。

意外な場所に大きな穴がポッカリ開いていたりすることも…
私たちもそんなふうにして信州各地の古民家を訪ね歩きました。現代の建築と違って、古民家は断熱材も新建材も使っていません。タネも仕掛けもないんですね。ズブの素人にだって、建物の健康状態は一目瞭然です。



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