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囲炉裏料理の極意は「焼き芋ころがし」

 安曇野一帯の郷土料理に「灰ころがし」があります。「おやき」を囲炉裏の熱灰の中に転がし込んで、蒸し焼きにして食べるというものです。

 かつてはポピュラーな調理方法だったようですが、囲炉裏が減って実際に口にできる機会は激減してしまいました。

 我が家では買ってきた調理済みのおやきを囲炉裏の灰に転がして温め、食べたりしています。本来ならば小麦粉を練って野沢菜・茄子・かぼちゃ・切干大根などを詰め、灰に転がして焼くのでしょうが、ついつい面倒くさくていまだチャレンジしたことがありません。

 その代わりといっては何ですが、サツマイモを灰に埋めてその上で火を熾し、焼き芋を作っています。

 サツマイモを新聞紙に包んでまんべんなく水で濡らし、その上から二枚重ねにしたアルミホイルをきっちり包みます。

 灰を浅く掘ってアルミホイル巻きのイモを置き、上に薄く灰を被せて、そこに木炭や薪を重ねて火を熾します。

 たっぷり時間をかけて鍋料理や焼き物を楽しみ、下火になったところで掘り起こします。焼き芋のいい香りがプ~ンと立ち上ったら、食べ頃です。

 串を刺して火の通り具合を確かめ(スコンと突き刺さればOK)、ホイルと新聞紙を剥がして完成です。

 プロの石焼き芋屋さんが作る焼き芋も顔負けの、キントンのようにトロトロした焼き芋ができあがります。囲炉裏料理はどれもおいしいのですが、この「焼き芋ころがし」は絶品です。


1.おいしそうなサツマイモを用意
1.おいしそうなサツマイモを用意

2.新聞紙で包んでまんべんなく水で濡らす
2.新聞紙で包んでまんべんなく水で濡らす

3.アルミホイルを二枚重ねにして包む
3.アルミホイルを二枚重ねにして包む

4.灰を浅く掘ってイモを置き、上に薄く灰を被せる
4.灰を浅く掘ってイモを置き、上に薄く灰を被せる

5.木炭の位置決めのために、イモの両端に火箸を刺しておく
5.木炭の位置決めのために、イモの両端に火箸を刺しておく

6.イモの真上でゆっくり料理を楽しむ
6.イモの真上でゆっくり料理を楽しむ

7.スコンと突き刺さればOK
7.スコンと突き刺さればOK

8.灰から取り出す
8.灰から取り出す

9.アルムホイルを剥くと、新聞紙は軽く焦げている程度
9.アルムホイルを剥くと、新聞紙は軽く焦げている程度

10.おいしい焼き芋のできあがり!
10.おいしい焼き芋のできあがり!

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テーマ : 食品・食べ物・食生活
ジャンル : ライフ

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がんばってください

はじめまして。ブログみさせていただきました。大学で古民家の研究をしているteichan.comと申します。民家に暮らすのは大変でしょうが、民家のためにもすみつづけていただきたいと思っています。

Re: がんばってください

teichan.comさん、励ましのお言葉、ありがとうございます。

大学で古民家の研究をされているそうですね。いろいろ教えてください。

プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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