この藁(わら)細工の正体は?
地元のJA直売所の店先で、不思議な形の藁(わら)製品?を見つけました。
藁を30~50センチぐらいの長さに切り揃え、一方を束ねて縛ってあります。
説明書がないので、何に使うものだかわかりません。値札のシールには製造者の名前と、その下に『加工品 700円』とあるだけ。
箒(ほうき)でしょうか?
あるいは卵か何かを包む苞(つと)のようなもの?
それともお正月の飾り物かも?
…気になって、お店の人に尋ねると、
「雪囲いですよ」
あっさり正解を教えてくれました。
なるほど、束ねた頭の部分を上にして、立木に藁で服を着せるわけですね。
雪国ではよく目にしますが、さほど雪の降らない安曇野でも雪囲いのニーズがあるとは、知りませんでした。
ちなみに我が家では立木に雪囲いなんかしたことなど、ただの一度もありません。冬を越せずに立ち枯れてしまったら、それはそれで仕方ない、と万事スパルタ式に考えていました。
1本700円というのも、かなりお高いような気がします。世の中にはよっぽど大事にされている苗木もあるんだなぁ、と関心した次第です。