元気のなかったジューンベリーをアレが蘇らせてくれました!
庭先に大小2本のジューンベリーの木があります。
引っ越してきた当初は昼顔やアケビの蔦に覆われて、何の木なんだか正体さえ不明でした。
グジャグジャに絡みついた蔦に日の光を遮られてしまって、葉っぱも満足に残っていません。巻き付いたツルを鎌とハサミで切りほどいたら、中からヒョロヒョロに痩せた幹が姿を現しました。
剪定して樹形を整え、たっぷり太陽が当たるようにしてやりましたが、一度傷んでしまったせいか葉っぱは蘇ったものの花が咲かず、数年が経過しました。
去年、ようやく白い花がちらほら付いて、梅雨に入るとご覧のような赤い実がなりました。
6月に実が付くのでジューンベリー。生で食べると甘酸っぱくておいしいおやつに。鍋に砂糖とレモンを加えてコトコト煮ると濃い赤紫色のジャムになります。
そして秋には紅葉が楽しめます。
とまあ何かと見どころの多いジューンベリーですが、今年は一転、ものすごい数の花が一斉に咲いて私たちを驚かせました。
遠くから見ると母屋の屋根と競うほどの背丈。白い花弁をびっしり纏った姿は巨大なオバケのQ太郎(古い!)って感じで、正直、なかなかの存在感です。
しかし、たった1年でなぜこんなにも大きく、かつたくさんの花が咲いたのでしょうか?...考えてみれば不思議です。
腑に落ちないまま2本のジューンベリーの足元に目を落とすと...おや、そういえば去年の7月、ここにコンポストを増設したんだっけ!
うち1つは、先にも書いた「なんちゃってミミズ・コンポスト」。生ゴミを畑のミミズたちがせっせと分解して良質の堆肥にしてくれています。
残る2つの円形コンポストでは刈った雑草を放り込んで米ぬかをかけ、堆肥を作っています。
どちらのコンポストも底は抜けているので、発酵した堆肥成分がじわじわと地面を伝ってジューンベリーの根っこに届いたのでしょう。
有機堆肥、恐るべし!