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雨樋を付け替えました

 5月の大風が吹いた日に、屋根から地面に垂直に立ててあった雨樋(たて樋)が壊れてしまったことは、以前、「雨樋が折れてしまいました」の項に書きました。

20110528-01.jpg
真っ二つに折れてしまった樋

 自分たちで直すのは諦め、工務店にお願いして板金屋さんに修理を依頼したのですが、先日、ようやく工事が済みました。

 前からあったたて樋は、深い庇(ひさし)の先端から地面まで塩ビの樋を垂直に垂らして造作したものでした。

20110528-02.jpg
以前は、こんなふうに塩ビのたて樋が
軒先から垂れ下がっていました


 前オーナーが日曜大工で無理矢理取り付けたらしく、風が吹くたびに管の継ぎ目が外れたり、枯れ葉が詰まって雨水が溢れ出したりと、何かと具合の悪いシロモノでした。

 それでも、屋根の雨水を集めて家の周囲にめぐらした側溝に誘導する役目は果たしていたのです。

 それが、東西2箇所のうち東側の樋が真っ二つに折れて落下したのをきっかけに、屋根から直接、雨水が家の四方に飛び散るようになってしまいました。

 梅雨の訪れとともに庇の下はさながら白糸の滝と化し、跳ね返った水しぶきで漆喰壁は濡れるは、雨が落ちる一帯に雑草が繁茂するは…なんだか騒然たる状況に陥りました。

 現場にやってきた板金屋さんは、折れずに残った西側のたて樋を見るなり、

「こりゃ、ムリスジだわ」と一刀両断。

 たて樋を垂直に降ろすのではなく、庇の裏を這わせて家側へ引き戻し、建物の柱に固定して降ろす方法がよかろう、ということになりました。

 柱に沿って地面まで降ろした樋は、家の際から既存の側溝へ向かって新たに小さなU字溝を掘り、そこに埋めて側溝へつなぐ、という細工です。

 西側のたて樋は柱に沿って降ろすと濡れ縁にぶつかるため、濡れ縁をくり抜いて地面まで引き込みました。

 こうして完成したのが写真のたて樋です。以前のものと比べると、やっぱりプロの仕事はそつがありません。軒先に垂れ下がっていたおかしな管が消え、家のフォルムがかなりすっきりとしました。

20110712-01.jpg
東側のたて樋です

20110712-02.jpg
U字溝から側溝へ排水するようにしました

20110712-03.jpg
西側のたて樋も建物に沿って新たに取り付けました。
見た目もスッキリです


20110712-04.jpg
濡れ縁をくり抜いて地面まで引き込みました

 雨水はスムーズに側溝へ流れ落ちますし、家の周囲が水浸しになる心配もなくなりました。古民家に湿気は大敵です。これでようやくほっとした次第です。


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すっきりしましたね

こんにちは・・・
全体の雰囲気に違和感なく、しかも機能的にも向上して良かったですね。
このあたりはやはり「餅は餅屋」に任せるところでしょうね。
高所作業だし・・・・

halさま

こんにちは!

できあがった樋を見て、とてもこんなふうにきれいに細工できないな、と思いました。

無理して脚立など立て、自分で修繕しなくてよかったです。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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